古森病院@福岡市博多区です。
去年は10回以上(だったと思う) 今年は5回
日曜日をつぶして受けたケアマネ更新研修が
先日ようやく終了し、今日、申請書を発送しました!!
やったあああああ!!
施設ケアマネ能力の向上は はっきり言って
ゼロ。の無駄な研修でしたが、
悩める居宅ケアマネージャーにアドバイスを
送ります。
①在宅お看取りの書類にサインをしていたのに(救急搬送不要)、
利用者様やそのご家族がいざ土壇場になって「救急車を呼んで!!!」と
口走るのは 「失敗例」ではありません。
「(救急車を)呼ばれてしまって・・・」
とかネガティブな言い方をするのは止めましょう。
当院では入院時に入院患者様のご家族に
「当院で出来る医療処置はこれこれまでで、これ以上の処置をお望みの場合は
急性期病院へ搬送になります。搬送を希望される方は その旨をお書きください。」
という趣旨のアンケートを取っておりますが、他院に搬送になったからといって
「失敗だ」などと思ったことなど皆無です。
病院での死亡が「いけないこと」みたいに考えるのは
在宅関係者特有、ガラパゴスの考え方です。
誤解しないでいただきたいのですが、管理人は
在宅お看取りがいけないと言っているのではなく、病院での死亡を
敗北と捉えるのがおかしいと思っているのです。
②介護保険のサービスで困ったら、医療保険(特に精神医療)の可能性を探りましょう。
患者さんが身体的能力に問題ない(あるいは問題が少ない)、または介護保険対象の年齢でなく、
疾患が介護保険2号の対象でもなくて、介護サービスにつながらない、あるいはつながっても
サービス量が到底足らない場合 精神医療の可能性がないか考えてみましょう。精神科訪看や
精神科デイなら 介護保険判定が要支援でも関係なくサービスが使えます。
ちなみに認知症その他精神疾患(発達障害や知的障害、人格障害など)で
患者様が病院受診できない場合、
精神科の往診が可能である場合が少なくありません。
福岡市には全国でもまれにみる 精神科在宅クリニックがあります。
患者さんの精神面で医療につながれないけど、介護保険その他の申請のため、医師の
診断書が必要な場合、前述のクリニックに相談してみましょう。また福岡市医師会、各区の保健所には
主治医はいないけど、主治医意見書が必要な場合、初診でも意見書を書いてくれる
医師のリストがあります。電話して聞いてみてください。
認知症その他精神疾患で暴力行為などが著しい、その他もろもろの困った理由があれば
精神科救急で、医療保護入院や措置入院の対象になる可能性があります。
特別養護老人ホームと違い、ベットが空いていて、適応があれば
すぐに入れますし、当座はしのげますので、そういう方法もあることを
知っておいてください。入院時に精神科医の診断が必須にはなります。
③認知症や知的障害、その他精神疾患の方の財産管理で困ったら・・・
多額の財産があれば 申請権利を持つ人が 自分で各種書類をかき集めるか(これだと実費のみで済みます。
アドバイスは家庭裁判所にお願いしましょう)法律事務所あるいは後見センターにお願いして
後見補助補佐申請が可能と思いますが(もっとも管理人の経験上は 多額の財産を持つ方の場合、
親族の方が自発的に財産管理されておられるケースも珍しくありません)後見報酬がギリギリ出るか
出ないかという収入しかない場合、法テラスの援助が利用できないか、相談してみましょう。
(住民税非課税も?)生活保護者であれば 法律扶助の関係で
実質無料で成年後見申請が可能です。成年後見報酬が乏しい人でも
司法書士さんやぱあとなあ福岡でボランティアで成年後見をされておられる方もおられます。
4親等以内の親族による成年後見申請の協力が難しい場合、
(絶縁など)以前に比べ、市町村長申し立てのケースが増えてきていると聞いています。
成年後見人が見当たらなくても
施設入所の場合、通帳管理を施設が行っているところも(適切ではありませんが)
珍しくありません。相談してもいいと思います。当院でも何名か
財産管理を行っている方がおられます。
(通帳と印鑑の管理を別々の人間が行い、年一回 当院監事さんと監査を行っています。
死亡退院時は親族その他の方にお返ししています。)
以上、参考になれば幸いです。
https://komori-hp.cloud-line.com/
去年は10回以上(だったと思う) 今年は5回
日曜日をつぶして受けたケアマネ更新研修が
先日ようやく終了し、今日、申請書を発送しました!!
やったあああああ!!
施設ケアマネ能力の向上は はっきり言って
ゼロ。の無駄な研修でしたが、
悩める居宅ケアマネージャーにアドバイスを
送ります。
①在宅お看取りの書類にサインをしていたのに(救急搬送不要)、
利用者様やそのご家族がいざ土壇場になって「救急車を呼んで!!!」と
口走るのは 「失敗例」ではありません。
「(救急車を)呼ばれてしまって・・・」
とかネガティブな言い方をするのは止めましょう。
当院では入院時に入院患者様のご家族に
「当院で出来る医療処置はこれこれまでで、これ以上の処置をお望みの場合は
急性期病院へ搬送になります。搬送を希望される方は その旨をお書きください。」
という趣旨のアンケートを取っておりますが、他院に搬送になったからといって
「失敗だ」などと思ったことなど皆無です。
病院での死亡が「いけないこと」みたいに考えるのは
在宅関係者特有、ガラパゴスの考え方です。
誤解しないでいただきたいのですが、管理人は
在宅お看取りがいけないと言っているのではなく、病院での死亡を
敗北と捉えるのがおかしいと思っているのです。
②介護保険のサービスで困ったら、医療保険(特に精神医療)の可能性を探りましょう。
患者さんが身体的能力に問題ない(あるいは問題が少ない)、または介護保険対象の年齢でなく、
疾患が介護保険2号の対象でもなくて、介護サービスにつながらない、あるいはつながっても
サービス量が到底足らない場合 精神医療の可能性がないか考えてみましょう。精神科訪看や
精神科デイなら 介護保険判定が要支援でも関係なくサービスが使えます。
ちなみに認知症その他精神疾患(発達障害や知的障害、人格障害など)で
患者様が病院受診できない場合、
精神科の往診が可能である場合が少なくありません。
福岡市には全国でもまれにみる 精神科在宅クリニックがあります。
患者さんの精神面で医療につながれないけど、介護保険その他の申請のため、医師の
診断書が必要な場合、前述のクリニックに相談してみましょう。また福岡市医師会、各区の保健所には
主治医はいないけど、主治医意見書が必要な場合、初診でも意見書を書いてくれる
医師のリストがあります。電話して聞いてみてください。
認知症その他精神疾患で暴力行為などが著しい、その他もろもろの困った理由があれば
精神科救急で、医療保護入院や措置入院の対象になる可能性があります。
特別養護老人ホームと違い、ベットが空いていて、適応があれば
すぐに入れますし、当座はしのげますので、そういう方法もあることを
知っておいてください。入院時に精神科医の診断が必須にはなります。
③認知症や知的障害、その他精神疾患の方の財産管理で困ったら・・・
多額の財産があれば 申請権利を持つ人が 自分で各種書類をかき集めるか(これだと実費のみで済みます。
アドバイスは家庭裁判所にお願いしましょう)法律事務所あるいは後見センターにお願いして
後見補助補佐申請が可能と思いますが(もっとも管理人の経験上は 多額の財産を持つ方の場合、
親族の方が自発的に財産管理されておられるケースも珍しくありません)後見報酬がギリギリ出るか
出ないかという収入しかない場合、法テラスの援助が利用できないか、相談してみましょう。
(住民税非課税も?)生活保護者であれば 法律扶助の関係で
実質無料で成年後見申請が可能です。成年後見報酬が乏しい人でも
司法書士さんやぱあとなあ福岡でボランティアで成年後見をされておられる方もおられます。
4親等以内の親族による成年後見申請の協力が難しい場合、
(絶縁など)以前に比べ、市町村長申し立てのケースが増えてきていると聞いています。
成年後見人が見当たらなくても
施設入所の場合、通帳管理を施設が行っているところも(適切ではありませんが)
珍しくありません。相談してもいいと思います。当院でも何名か
財産管理を行っている方がおられます。
(通帳と印鑑の管理を別々の人間が行い、年一回 当院監事さんと監査を行っています。
死亡退院時は親族その他の方にお返ししています。)
以上、参考になれば幸いです。
https://komori-hp.cloud-line.com/