ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート108 吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕説」の紹介

2021-11-16 14:52:36 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート108 吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕説」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 妻が午後の犬散歩で近くの小学校の裏手にマテバシイ(ブナ科の常緑高木)の実が大量に落ちているのを見つけたので、翌朝の犬散歩の時に拾いに行き、炒って食べ、冷蔵庫に保管しておきました。
 ウィキペディアは、マテバシイについて「炒って食べるとおいしく食べられる。・・・粉状に粉砕してクッキーの生地に混ぜて『縄文時代のクッキー』として味わうこともできる」と紹介しています。
 縄文論・日本列島人起源論・人類誕生論の探求の大きなヤマを越しましたので、「マテバシイ粉を煮て食べられるか?」「マテバシイ粉を炊くと、吹きこぼれができるか?」の実験を行いました。
 というのは、私は縄文土器の縁から盛り上がったデザインの縁飾りについて、これまでの「火焔説」「鶏冠説」などに対し、「吹きこぼれの泡」と泡がはじけて湯気が天に上ることから「龍(トカゲ龍)」信仰のデザインが生まれたと考え、縄文土器で煮炊きして吹きこぼれを生じさせる食材がインド・東南アジア原産地のタロイモ(サトイモ)や陸稲・ソバなどの穀類であると主張してきており、「ドングリ粉では吹きこぼれはできない」ことを確かめたかったからです。
 「縄文農耕論」の整理とともに、マテバシイの吹きこぼれ再現実験結果を紹介しています。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、発掘が進んでいる出雲の縄文遺跡から縄文農業の痕跡が見つかるかどうか、「対馬暖流海人族の縄文文明の世界遺産登録」の可能性があるかどうか、などの検討の参考にしていただければと思います。雛元昌弘










□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/


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1 コメント

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トランプエレメント (サステナブル)
2022-01-27 17:04:35
島根県安来市広瀬町には嘉羅久利神社というものがあり、スサノオが祭られている。嘉羅久利とはカラクリで機械の古語であるという。紀貫之の新古今和歌集の序文には、あらかねのつちはスサノオノミコトより起こりける。と記紀神話のはなしが、載っているのだが、このあらかねとはつちの枕詞とされている。しかしながらこの両者の情報を掛け合わせると、あらかねとは新しい金属のことで、つまりは鋼(ハガネ)の作り方は出雲が開発し一部、機械の部品としたという想像が働く。日本機械学会の方などに、詳しい方がいればお答え願いたいと思うのです。
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