うまく言えないけれど・・・

やるせない事件がまた起きましたね。

公園で男の子が亡くなったニュースを、一番最初に聞いた時に
「男の子に発達障碍があって、子育てがしんどくなったお母さんが殺めてしまった
という話じゃないと良いけどなぁ・・・」
って思ったんです。

真相が分かってみれば・・・悲しい結果となりました

今回の悲しい事件は、ニュースで大きく取り上げられたけれど、
現実には、このような事件が、とりあげられないだけで、たくさんあります。

発達障碍児には、昼夜逆転のコもいて、そのため、お母さんが睡眠不足だったり、
ほんとに、多動が激しくて片時も目を離せないコもいて、毎日ヘトヘトな
お母さんもいらっしゃいます。

どんなに子育てに協力的なお父さんがいても、やっぱり、母親にかかる比重は大きいんです。

深夜にトキュメンタリー番組をよくやっているのですが、
毎日の育児に疲れ果て、自らの命を絶ったお母さんもいらっしゃいました。
新聞記事には一言、「子育てに悩んでいたという」と書かれてあるだけ。
その記事を見た、お父さんが
「妻が毎日あんなに一生懸命育児に奮闘していたのにこんな一言で片づけられるのか」
と嘆いていらっしゃる姿を拝見した時は、胸が締め付けられるようでした。

実際に多いらしいです。「子育てに悩んでいた」の一文で語られることが・・・。
発達障碍児の育児は大変だ、との先入観を植え付けないため、と聞いたことがあります。

こういった事件を知る度に思います。
「しんどい、助けて」と助けを求めることは出来なかったのか？
救いの手を差し伸べる環境はなかったのか、と・・・。

みんながみんな、強いわけじゃない。
どんなに強い人でも、時にはふっと気弱になることもある。煮詰まってしまう時がある。
一人ではどうしようもない時に、助けを求める環境があったなら・・・。

私も育児に煮詰まってしまった経験がある一人です。
だから、事件を起こしてしまったお母さんの気持ちが分からなくはないんです。
でも、子供の命を絶って良いわけがありません。
以前、「ボクなんて、生まれてこなければ良かったんだ」と言った
コナンがこの事件を知ったら、どう思うのでしょう？
やっぱり、「ボクなんか・・・」と思ってしまうのかもしれません。
そう思うと、やり切れません。

どうかどうか、こういった事件がなくなりますように・・・
明るく振る舞うお母さんたちの、心の闇を誰かが気づいて、溶かしてあげられますように・・・

亡くなられたお子さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
あなたは、生まれてこなければ良かったコではありませんよ。
天国では、楽しく過ごしてくださいね。

うまく言えないけれど・・・・・。








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