どうして三途の川を渡ったの？

ジナンが聞いてきました。

『ねぇねぇ。死ぬ時、三途の川を船で渡って天国に行くんでしょう？
なんで、おじいちゃん、三途の川を渡っちゃったの？
渡らなかったら、死なずに済んだかもしれないのに』

・・・・・・・・・・

なんか　中途半端な解釈しちゃってるような？？？
どう、切り返したらいいのかしらん？

『ねぇねぇ。なんでおじいちゃん、三途の川を渡っちゃったの？』
「・・・・・　船に乗せられたら、川を渡るしかなかったんじゃない？」
『だったらさ、お船揺らして転覆させて、船から落ちたら良かったやん』

船から落ちたら、現世に戻れるんですかい？？？

「でも、おじいちゃん、泳ぎが得意だったからなぁ・・・。船から落ちても自力で泳いで天国の岸に
辿り着いちゃうんじゃない？」
『じゃあ、泳げずに溺れたら、天国に行かなくても済むってこと』
「ま、まぁ　そういうことになるわね」
『じゃ、お母さんは泳げないから、溺れて、生き返るね』
「・・・・・・・・・・ 」

今でも、亡くなった父のことを話題にするジナンですが、『死』については、よく理解できていないようです。
って言うか、『死』の世界を、ファンタジックに捉えているのが、おかしいやら、かわいいやら

おじいちゃんに会って、なんで三途の川を渡ったのか、聞けたらいいのにね・・・。

父は、ジナンに聞かれたら、なんて答えるんでしょうか？








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