シギ・チドリの秋の渡り、真っ最中です。北極圏地方の天候に寄りますが、各地域で繁殖を
終えた種が次次に渡ってきます。野付湾に寄ってくれる種、寄らない種、たまに寄る腫、様々
です。
おばんです。小太郎でごじゃります。
◆ コアオアシシギ ◆
どれも興味があります。出会ったときにはできるだけ懸命に観察しようと心がけています。
コアオアシシギはたまにやってくる種。6年前に見つけたときは16羽の群れでやってきました。
コアオアシシギは干潟には出てきません。湿地の中の沼にやってきます。今年は水量が少なく
やってくる可能性あると思っていました。
予想どうりやってきましたが、1羽だけでした。昨今、シギ・チドリの減少が取りざたされて
います。立ち寄って行く環境が半世紀前から減少し、毎年シギたちの数が減少して行くのを
この目で確かめてきたので、1羽でも発見できればホットします。
コアオアシシギは相変わらず動きのきびきびしたシギです。セイタカシギに比べれば脚が
短いですが、他のシギに比べれば長く、スマート。体も引きしまり、細いくちばしをせっせと
泥の中に入れ、水の中の昆虫を食べていきます。
採餌姿勢は体を水平に保ち、お腹が水面すれすれになるまで深みに入ることができます。
真剣に水の中を探し、細いくちばしを差し込んで食べ物を捕っています。体は水平なので
抜き足差し足で歩くことができます。長い脚を後ろに引きやすく、ゆっくり歩くことが
できます。
急ぎ足、忍び足。どっちもできるキュートなシギです。1週間後にはいなくなっていました。