野付半島に流氷がやってきました。去年より1週間以上は遅くなりました。
日射しが強くなり、氷の結束が緩んだせいです。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ 流氷が、根室海峡春景色 ★
オホーツク海を南下してきて知床半島、国後島、択捉島で堰き止められていた
流氷が北寄りの強風と気温の上昇でばらばらにされ、根室海峡と国後水道を通過
しだしました。
根室海峡に入ってきた氷は国後島沿いに流れていくことが多いのですが、風向き
で標津の浜に向かい流れてくることがあります。流氷から見れば、寄り道です。
風が運ぶ氷は海流が運ぶ速さよりずっと早く、半島から見ているとすいすい通り
過ぎていきます。これぞ流氷と言える光景を見ることができます。
しかし、風向きが変わるとせっかく着岸した氷が沖合に動き出します。もっと
じっとしていてくれと叫びたくなるほど、憎たらしい風です。
一晩開けてみると影も形もないほどおだやかな海に戻っています。
オホーツク海側に比べると野付半島から見る氷はまことに流氷たる流氷です。
海が荒れていたことを残すのは砂まみれの氷が砂浜に打ち上げられていること
です。