日本語も出来ない留学生が増えたその後に日本は技能実習生という名目で更に多くの中国人を招き入れた。
町工場や建築現場、そして農業等日本の若者がやりたがらない所謂3K職場の労働力不足解消の為である。
あくまでも名目は技能の習得でそれを国に持ち帰り役立てるという事だが誰がどう考えても出鱈目な話だ。
先ず日本に来た途端に逃走する中国人が極めて多かった。
国内にはすでに中国人ネットワークが出来ており入国したら直ぐその中に潜り込む仕組みがあった。
真面目に現場で働く人もいたがそれをまたこき使う日本人が多い。
日本人では考えられない位の賃金でタコ部屋暮らし、その頑張る中国人を馬鹿にして虐める。
そんな事したらますます日本嫌い、日本人嫌いになるのは必定だ。
千葉県のイチゴ農家に取材をした時の事である。
3人の女性がハウスの中にいて作業をしていた。
挨拶をしたが無表情、実にやる気の無い態度。
家族かと思って農家に訊くと
「あれは中国人だ!」
このやりとりで関係性の悪さが計り知れた。
彼女達がその後どうなったかは知らないがやはり農業の現場でも集団で逃走する例は各地で聞かれた。
爺の夜這いやセクハラが日常で逃げ出す人も多かったそうだ。
勿論そんな関係ばかりではなく働き手として大切に接する農家もある。
しかし習慣の違いは大きく様々な軋轢を生んだ事は間違いが無い。