ひねくれ亭日常

散歩と徘徊が日常の独り言

このデジカメは買うな! その3

2020-11-20 11:17:10 | デジカメ

結論から言うと

「オーバースペックは不要、買うな」

の一言に尽きる。

フィルムカメラの頃のフラッグシップ機は今や死語、直ぐに新たな高級機が供給されるからだ。

キャノンで言うとNF-1、ニコンならF-3、それがオートフォーカスに変わってもそれぞれのフラッグシップ機が横綱として構えていたのだ。

当時のアマチュアは何時かはあのカメラをと憧れを持って見ている。

現在次々に発売されるデジイチはもう凄い所まで十分に行っている。

だから次を買う必要は無いのだ。

フルサイズも要らんと思うがなあ。

五千万画素なんて昔で言うと4×5に匹敵する訳でね、そんなの要る訳が無いのよ。

あんたの写真がビルボードになるのかって事。

精々パソコン画面で見るかA4サイズにプリントする程度。

ならば大きすぎるデータは作業効率を落とす厄介者でしかない。

普通は雑誌でも不要、APSでも全く問題は無いし、コンデジやスマホでも使えるからね。

金持ちのカメラマニアならばどんどん買って欲しいが金欠アマチュアなら10万もしないカメラで問題は無い。

写真はカメラで決まらない、撮影者の考え、意図、行動が大切だから。


このデジカメは買うな その2

2020-11-19 11:42:12 | デジカメ

カメラはフィルムだろうがデジタルだろうがタダの道具である。

道具は使う物、人ぞれぞれの技量で道具の真価は発揮される。

つまり分不相応なスペックは無意味。

フィルムカメラの頃からあったハイスペック競争、ボディーに関して言えばシャッタースピードと連射速度が際立っていた。

2000分の一秒なんてシャッタースピードは使う場が全くない。敢えてカタログに鳥の羽ばたきとかレーシングバイクの写真が載る程度だ。

普通のおじさんには全くもって無用の長物なのだ。

プロが使う機材、特にコマーシャル関係では必須のハッセルは500分の一、まあ基本的に動きの激しい被写体は無いからそれでいい。

500分の一でもプロ野球の撮影は問題が無かった。スポーツ新聞でも500分の一秒で撮影だったよ。

今はデジタルだから1000分の一秒位は切るかも知れないがフィルムでナイターだと難しい。

ちなみにプロボクサーのパンチも500分の一秒でほぼ止まる。250分の一秒は少しぶれたねえ。

子供の運動会は言うに及ばず。

あと連射速度だけどフィルムの頃は36カットしか連続で撮れないから(特殊なチェンバーはあったが)秒間6コマで撮影すると直ぐ入れ替えだよフィルム。

デジカメならメモリーの限り撮れるから凄いけどそんなの使うのかい??

シャッタースピードと連射速度は大した意味を持たないけど男の子はそういう無意味な競争が好きなんだ。

「お前のカメラ1000分の一?勝った!おれ2000分の一」

この程度の事なのよ。

 

 


このデジカメは買うな!その1

2020-11-18 11:26:59 | デジカメ

以前書いた様にデジカメの進化は止まらず価格は逆に高止まり。

手振れ補正が5段だ6段だと驚きじゃないか!

フィルムの頃なら感度を上げるには限度があった。モノクロでも1600程度までが無難で6400、12800なんて理論上は可能でも画質の劣化は甚だしい。

それがデジカメでは出来る。フィルムが無くなったお蔭だ。

簡単に説明するとフィルムカメラの場合は物理と化学の組み合わせだった。

主に物理はカメラ本体(レンズも含む)でありフィルム(乳剤)は化学の分野。

この組み合わせで写真は写ったのだがフィルムの現像処理には制約が多かった。(温度、濃度、大量の水等)

その面倒な部分が完全に無くなったのは奇跡的な進歩。

さらにデジタル技術が光学つまりレンズの様々な弱点を補正するというこれまた奇跡を導いた。

フィルムで絶対にあり得ない絵を表現してしまう。

フィルムに慣れた爺には当初違和感がある絵だった。

勿論直ぐに慣れてしまうが…