ド田舎大学に入学した頃は地方国立大学で極端に偏差値の低い学校は無かった。
それが変わりだしたのは3年の頃だ。
共通一次試験が導入された訳だがあれはいかんなと思ったね。
ド田舎大学でもあちこちから生徒は来ていたが共通一次になった途端地元民が極端に増えた。
学内は地元方言ばかりが聞こえる様になる。
色々な地域出身者が交じり合うのも大学の特徴なのにねえ。
活力が失われるなあ、これじゃあと直感した。
それから40年経ちまさにその通りになっている。
偏差値50を切り、定員割れする国立大学が存在する様になった。
結局は東京に学生が吸い取られそこから地元に戻って公務員教員になる。
以前は地元国立から公務員、教員、金融関係という流れがあったがそれが無くなった。
こうして更に地元国立の地位は低下して
「あんな所に行っても就職できない」
と言われる始末だ。
存在意義も問われるド田舎大学である。