何故か真冬の礼文島へ行った事がある。
まあ、寒い。
極寒と言ってもいい位だった。
一日やる事が何もなく、仕方が無いから1時間歩いて民宿から一番近い街へ出た。
猛吹雪の中で歩く人など誰もいない。
これ程の寒さも面白いと感じる経験だった。
吹雪が収まると狭い路地を歩く猫の姿。
いやあ、寒かろうなあ。
あんたは野良か?飼い猫かい?
何故か真冬の礼文島へ行った事がある。
まあ、寒い。
極寒と言ってもいい位だった。
一日やる事が何もなく、仕方が無いから1時間歩いて民宿から一番近い街へ出た。
猛吹雪の中で歩く人など誰もいない。
これ程の寒さも面白いと感じる経験だった。
吹雪が収まると狭い路地を歩く猫の姿。
いやあ、寒かろうなあ。
あんたは野良か?飼い猫かい?
50年程前、犬はほぼ放し飼いだった。
街中でも自由に歩き回る犬の姿が珍しくなかったのである。
当然恋愛も自由で或る日飼い犬が子犬を産んでいた等珍しい話ではない。
その場合貰い手を探すが昔は比較的直ぐに見つかる場合が多かった。
番犬として庭先に放したり玄関横に繋ぐ人が多かったからだ。
勿論世話などしない(番犬だから)人の食べ残しに味噌汁を掛けた餌が日常である。
フィラリアの薬も与えないし特に可愛がりもしない。
6年程度で死ぬ犬が多く更新は速かった。番犬は基本的に使い捨てだったからだ。
生まれた子犬の引き取りは先ず雄犬からで雌は貰い手が少なかった。
子供を産むからである。
だから子犬が雌の場合保健所へ直行または河原へ捨てに行くケースがあった。
流石に自分で殺す事はなかった様だ。
犬業界はなかなか複雑怪奇で面白い。
特にブリーダーはヤクザが少なからず関わっているがそれは業界では周知の事実である。
以前連続殺人事件へと発展したアフリカケンネル事件はその極地だろう。
バブル時代には漫画の影響もあってシベリアンハスキーが高額で取引された。
最低でも一匹50万円は下らない。
風貌の似たアラスカンマラミュートは100万円を超えた。
ムツゴロウ氏が欲しがったローデシアンリッジバックも100万円超。
兎に角粗製乱造でこれがシベリアンハスキーかよと思う姿の犬も多かった。
個人的にはシベリアン駄ハスキーと呼んでいた位である。
投機の対象と犬がされた時代だ。
「このメスを100万円で買ったら生涯に20頭は子犬が取れて1000万円は儲かる」
まあこんな調子で魑魅魍魎が蠢いていたのが犬業界だ。
日本では犬が捨てられる時期はあるのか?
答えはYESである。
主に3月、場所は山間部。
これは本格的な猟期が終わる頃で猟犬として使えなくなったと判断した猟師が山に犬を捨てるのだ。
山暮らしをしている人が春先になると痩せこけた犬がひょろひょろと歩いているのをよく見るそうだ。
私の知り合いもそうした犬を保護して飼っていた。
酷い話だが当の猟師は
「保健所に持って行って殺されるよりはいいだろ!」
っと威張って言うのである。
一緒に獲物を追い山中を走り回った仲間ではないのか猟犬は?
それをいとも簡単に山へ捨てるとは…
このような輩が銃を所持している事が恐ろしい。
毎年この時期は犬を捨てるシーズンらしい。
勿論日本の話ではなくヨーロッパの出来事。
バカンス明けに犬を捨てる理由はよく判らないが恒例で先日もゴールデンが山の駐車場に置き去りにされる映像がネット上にあった。
犬は飼い主と山散歩だと喜んで山へ入る。
次の瞬間飼い主(女性)は走って車に戻りそのまま去って行った。
犬は誰もいない駐車場できょろきょろと辺りを見回していた。
可哀そうで…
よくね、日本人は犬の飼い方が酷いとヨーロッパの人から言われてきたがお前ら偉そうに言うんじゃない!!
毎年多くの犬を捨てているじゃないか!!
日本人は犬を喰うから売らないという奴もいたがフランス料理にもかつては犬が食材として扱われていたんだけどね。
日本人も日本人でヨーロッパの人達は犬を大切にする、日本人はかなわないと思い込んでいる節がある。
それは本当かな??