昔は地域地域でインスタントラーメンがあった。
勿論今でもマルタイや金ちゃん、スガキヤ等のご当地物として健在である。
我が故郷にもご当地袋麺があって基本的にはそれしか食べた事がなかった。
面白かったのは日曜日の朝、テレビでCMが流れるのだがその中での告知。
「今日は12時から〇〇公園(たまに学校のグランド)でラーメンを配ります」
これ無料なのよ、無料。
普及の為の行為でもうみんな走って現場へ向かったなあ。
只より安いラーメンは無い(当たり前だのクラッカー!)
まだ日清やサンヨーが知られていない時代だっだ。
スンスタントラーメンはご当地の独壇場、そこへなんとサッポロ一番味噌ラーメンが殴り込みを掛けて来たのである。
全く同じ手法で商品を配布したのだ。
食べた事のないサッポロ一番味噌ラーメンに兄弟は大慌てで現場へ向かった。
しかし兄弟には一つしかくれない。
二人に一つ…帰りの道すがら不穏な空気はどんどんと高まり家に着くと大げんか!
自分一人で一つ食べたいのだ、半分は嫌なのだ!
所詮兄弟は他人の始まりよ…
サッポロ一番味噌ラーメンはそれをはっきりと認識させたのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます