ひねくれ亭日常

散歩と徘徊が日常の独り言

自費出版の誘惑と迷惑

2020-11-10 13:43:30 | 本を出す

自費出版にも色々あって大手新聞社や大手出版社、時々訴訟沙汰になる自費出版専門の会社など。

ネットで調べれば悪評ふんぷんなのが専門社でアマチュアを喰物にしているらしい。

身近な所では地域の印刷所も実は自費出版をしている。

この場合は出版のプロが関わっていないので誤字脱字が多く段組みも滅茶苦茶で読みにくい事この上ない。

ネットを活用出来る人はオンデマンド出版という手もありこれなら小ロットが可能だから経費も少なくて済みありがたい。

金持ち老人は何せ体裁が重要だから大手新聞社や出版社から出したがる。

大金払って外注ライターに大幅に直してもらいほぼ元原稿のかけらも無くなる。

「おお、これがわしの本か!凄く良い!!初めて読むなあ」

そりゃあそうだ、自分で書いた部分は余りに酷すぎて書き換えられている。

印刷所の自費出版が一番或る意味面白い。

原稿がそのままだから何を言いたいのかさっぱり解らないのだ。

右と言いたいのか左と言いたいのか、あれ?いつの間にかミステリーになってる。あれ?今度はエッセイになってるぞ!!

噴飯ものとはまさにこの手の自費出版の為にあるような…

まあ出来上がった本を自分の本棚に並べる位なら可愛いが大抵は親戚一同、ご近所一同に配ってしまう。いやいや図々しい人は地区の図書館に寄贈する。

もらった親戚はいい迷惑で訳の解らんとても読めない本の感想を言わねばならない。

まさに落語「寝床」の世界。

私も5冊ほど貰ったが面白かった。

どうやったらこんな内容で出版を考えたのか?

誰も止める事が出来ない自費出版はとんでも本の宝庫で集めればそれこそ本が出せる。

 

 

 

 



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