一時期は正に無敵状態だった日本の産業。
中でも造船と家電は世界のトップに君臨していた。
それは未来永劫変わらない日本のお家芸だと国民は信じていた。
だから韓国や中国に技術提供をし資金面でも何かと優遇したのである。
「幾らあいつらが頑張っても日本の敵じゃないよ、所詮中韓だからな」
まさにこの発想、戦前から続く中韓を馬鹿にする考え方が改まる事は無かった。
それは政治家も経営者もそして国民も。
日本人は優秀で勤勉な民族だから中韓なんて目じゃないよと思い込んでいたが気が付けば造船も家電もそしてハイテク分野でも中韓に抜かれてしまった。
自動車産業に関しても随分と技術提供をして韓国に教えてきたがこれもどうせ韓国車なんてだれも買わないよという奢りのせいだ。
あっという間に韓国車は世界中に輸出されたがその流れは日本のビジネスモデルを踏襲したのである。
中韓を馬鹿にし過ぎて根拠無き自信を持ち過ぎた結果が今の状況なのだ。
つくづく日本人は状況分析が苦手なんだと思う。
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