こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

今月の満月、望のときを待って

2024-05-24 | 月、月光彩雲

昨夜(23日)は望(満月、22時53分)の状態で、月にレンズを向けた。今週は晴天であっても夕刻には、東側の山並みの上でカーテンのように雲がたびたび広がっている。昨夕も同様の空模様になった。雲は夕日に染まったが、当方は雲よ去れ!と叫びたい気分で月の出を待った。しかし、雲はさらに厚くなり、山並みから月が昇る場面は全く視認できなかった。

果報は寝て待て。22時30分頃に雲が薄くなった。そして、全体としては朧月の状態であったが輪郭は視認できる姿で、月が現れた。アップした画像は望になった時刻に撮ったものである。肉眼では依然として朧月に見えたが、露出条件の設定次第ながら、「望」らしい月( 正午月齢 15.0 )の姿がカメラのディスプレイーに浮かび出た。

 

22時54分にて

ホワイトバランスは太陽光、望遠 320 mm(トリミング)、絞りf値 9、1/50秒、ISO感度 200

 

気分転換のつもりで、ホワイトバランスをカメラが自動的に設定するオート(雰囲気優先)にしてみた。

22時57分にて

望遠 320 mm(トリミング)、絞りf値 9、1/50秒、ISO感度 200

 

昨夕での夕焼け(19時過ぎ、ホワイトバランスはオート(雰囲気優先))

 

ー5月23日、桐生市にてー

(手持ちのカメラ:  満月のとき、通常、絞りf値 9 IOS感度 200では、

シャッター速度を1/600〜1/1000秒に設定している)

 

 


日の入り直後のマジックアワーでの彩りを楽しみながら

2024-05-18 | マジックアワー

この頃、日の入りのときが午後6時半過ぎになったので、夕食後の散策を時間的余裕を感じながら楽しめるようになった。日中は、雲一つ浮かんでいない空模様であっても、日の入り直後、気温が下がる時間帯に、しばしば雲が浮かぶ。そして、暗くなるにつれて青色が濃くなる空で、その雲が彼方から届く赤い残光に染まる。

昨日、そのようなチャンスがあることを期待して、わたくしは近くを流れる桐生川の堤防を歩いた。もちろん、夕食後の後片付けを共同作業で手早く済ましてからである。

 

 

桐生川(一級河川)の河川敷きはそれほど広くないが、川の東側と西側の堤防で視界に入る景色には違いがある。中流域においても、それぞれの堤防の近くに200から500メートル程度の山並みが伸びているからだ。今回は東側を歩いた。ちなみに、中流域では市街地を横切る形で、川は北から南へと流れている

北方向(上流方向)での眺め(1)。奥には1000メートル峰が並んでいる。

 

北方向(上流方向)での眺め(2)

 

昨夕は、この山並み方向に夕日が沈んだ。左側の山頂は市民の山とも言われている吾妻山(480メートル)である。かつて、自分もたびたび登ったが、今は....(苦笑)。

 

残光に染まった雲の合間で、上弦のときを過ぎた月が輝きはじめた。ここでの山頂の高さは300 メートルである。

 

その山頂に続く山並みの上でも、長く伸びる雲がほんのりと赤味を帯びた。

 

群馬大学(桐生キャンパス)での灯りが目立つ時間帯にて。コロナ禍が最悪であった頃は、この灯りがほとんど見えなかった。

 

ここで余談。眼科手術を受けるために県内の大学病院に入院(2年前)したときは、病棟に入る前に感染の有無についての検査を受けた。そのときは、かなりの痛みを感じたほどまでに鼻腔内を検査用綿棒で擦られた。その際、軽く擦った程度では、抗原(ウイルス)を検出できないことがあるとの説明を受けた

 

ブルータイム(マジックアワー)がはじまった。ブルータイムは日の入り後に青色が日中においてよりも一段と濃くなる時間帯である(Wikipedia)。

当方は足もとが暗くなるまで空を見上げていた、その青色の美しさに魅入られて....

 

ー 17日、桐生市にてー

 

今日も昨日と同様の空模様になっている。夕刻には雲が浮かぶことを願って。

 

 


日の出前のマジックアワーでの彩り

2024-05-15 | マジックアワー
今朝は、マジックアワーにおいて、近くの山並みの上に浮かぶ雲が赤く染まる場面に遭遇した。その場面はわずか十分間の美しいスライドショーのようであった。
 
 
 
 
夜明けが迫っているときに、まだ灰色を帯びている雲が仄暗い青空を背景として山並みの上に浮かんでいる。そして、雲が地平線の彼方から届きはじめた太陽光に染まりはじめる。彩りとそれによる雰囲気は短時間のうちに大きくかわる。この過程をアナログ派の画人になった気分でデジタルカメラで記録する。山に囲まれた街に住んでいる者として、わたくしはこのようなことをたびたび繰り返している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このときは、先日に北海道で見られた「夜空を赤く染めるオーロラ」を連想させる場面も現れた。
 
 
 
場面は余韻のときである。
 
 
 
 
ー15日桐生市にて、午前4時15−25分(日の出(群馬)4時35分)ー
 
 

ときには爽やかな雨上がりの朝を迎えたい

2024-05-08 | 朝景

先月後半から、3月までの寒さは何であったろうかとの思わせるような天候が今月5日まで続いた。気象庁の全国観測値ランキング(日最高気温の高い方から)に、自分達が住んでいる街の名が2回(6位(4月28日)、5位(5月5日))ほど載った。一転して今日は、午後から雷雨とそれに続く小雨で幾分か肌寒い天気になっている。

ところで、雨が降ったときの翌朝において晴れると、当地では必ずと言えるほど周りの山並みに霧が立ちのぼる。アップした画像は先月下旬に出会った早朝での深緑、霧、青空によるコントラストである(午前6時頃)。

 

 

 

 

霧に包まれる1,000 m 峰(この峰は市街地商店街からも見える)

 

この日、朝日は山頂の右側(南側)から昇った。山頂から朝日や月が昇る時期もある。

 

 

 

 

 

朝日を浴びる雨に濡れた庭の住人達

ツクシシャクナゲ(筑紫石楠花)

 

クマガイソウ(熊谷草)、雨に濡れた葉が活き活きとしている。

 
ヤブラン(藪蘭、キジカクシ科ヤブラン属の多年草、本州、四国、九州、沖縄に分布)

昨年の葉をすべて切ったら、新しい葉が多く出てきた。

このものは耐寒性、耐暑性に優れ、病害虫による被害もほとんど受けないので、造園や緑化用草花として広く利用されている(みんなの趣味の園芸、NHK出版)。庭においても、植えたわけでもないのに、このものは定住者になった。

 

 


湖畔の新緑、桐生川ダム湖にて

2024-05-01 | 桐生川ダム湖

山で囲まれた街に住んでいると、日毎に変化する山肌での彩りがごく自然に視界に入ってくる。それにしても、今年は気温上昇に応じた彩りの変化が早い。先月中旬から目立つようになった広葉樹での萌葱色は僅か数日間で鮮やかな新緑色に移り変わった。そして、今は5月がスタートしたばかりにもかかわらず、山肌の大部分が深緑色を帯びている、あたかも初夏が到来したかのように。

アップした画像は先月25日に撮ったものである。前日の雨で濡れた新緑は、自分のカメラで表現できるだろうかと戸惑ったほど、その彩りが朝の強い日差しで鮮やかになった。

 

同じような構図ながら、新緑と爽やかな空との対比に惹かれて、数回シャッターボタンを押した。

 

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25日から2週間ほど前でのダム湖とそれを囲む山並みである。広葉樹は幾分か萌葱色を帯びたばかりであった。このときは、ウグイスの美しい鳴き声がダム湖に響き渡っていた。ICレコーダーをそのときに携えていなかったことを、今でも後悔している(苦笑)。

ダムの堤頂にて。堤高 60.5 m、堤頂長は264 m、ダム湖名は「梅田湖」である。

 

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25日では、ダム湖に架けられている橋の上でで周囲の新緑にレンズを向けた。

 

スギやヒノキなどの人工林が雲による影で覆われたとき、尾根筋での新緑が爽やかなイメージの幾何学模様を創りだした。

 

朝日が昇る方向にて。ときに、日が昇るともに霧雲が発生する。そして、雲はこの山並みの沿ってダムの方向に流れる

 

上流側(桐生川原生林方向)での新緑。奥の山並は1,000 mクラスである。

 

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現在、当地では雨が降っている。そして、自宅周辺の山並みは霧で包まれている。