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<社説>「是正」指示 試される人権と民主主義(琉球新報)=安倍政権に民主国家を名乗る資格はない。=

2015-11-10 23:33:23 | ご案内

=安倍政権に民主国家を名乗る資格はない。=

 

琉球新報http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-168892.htmlより転載

<社説>「是正」指示 試される人権と民主主義

 安倍内閣の強権国家ぶりが露呈したやり方だ。とても同じ国の同胞に対する行為とは思えない。 

 米軍普天間飛行場移設に絡む辺野古新基地建設問題で、石井啓一国土交通相が翁長雄志知事に対し、埋め立て承認取り消しの撤回を求め「是正指示」を出した。
 「代執行」手続きの一環だが、「指示」の前段に当たる「勧告」を知事が拒否してからわずか3日後だ。週末を挟んだので実質的には翌日である。知事の勧告拒否の意味を吟味しようというそぶりすらない。


 勧告拒否の際、知事は公開質問状を政府に提出した。その質問に一切答えぬままの「指示」である。まさに「問答無用」だ。
 公開質問で知事は、沖縄防衛局が「私人」の立場で行政不服審査を申し立てたことの是非をただした。多数の行政法学者も違法と指摘している。政府が応答していないこと自体、法からの逸脱を認めたようなものだ。これで菅義偉官房長官が「法治国家」と繰り返すのだから噴飯物である。
 行政不服審査は防衛局が出して国交相が認めた。同じ政府内だ。選手と審判を一人で兼ねるようなもので、これが認められるなら政府は万能である。


 是正指示に知事が従わない場合、政府は今月中にも代執行を実施するため高裁へ提訴するという。内閣法制局長官の首をすげ替え、解釈改憲をやってのけた安倍内閣のことだ。政府の勝訴間違いなしと踏んでいるのであろう。
 人事権を駆使して思うまま法の解釈を変え、都合に合わせて「国」にも「私人」にもなり、選手であり審判ともなる政府である。裁判所の判決も意のままとみる。普通はこれを「人治国家」と呼ぶ。


 それにしても最近の政府の振る舞いは常軌を逸している。県も市も飛び越え、区に直接お金を渡すという。植民地の人々を仲間割れさせ、宗主国への反発を弱体化させる「分断統治」は植民地政策の常だが、まさに教科書通りである。さらには中央から機動隊を送り込み、市民運動を露骨に弾圧する。開発独裁の軍事政権と何が違うだろうか。
 米紙ニューヨーク・タイムズ社説の表現を借りれば、まさに「平和、人権、民主主義を約束する国家を自称する日本と米国の主張が試されている」。この試験に合格できないなら、安倍政権に民主国家を名乗る資格はない。

 

 

 

 

 


「安保法制」賛成議員の落選運動支援 憲法学者も弁護士と共闘へ(アジアプレス・ネットワーク)

2015-11-10 23:24:16 | 政治 選挙 

http://www.asiapress.org/apn/archives/2015/11/09153427.phpより転載

 

「安保法制」賛成議員の落選運動支援 憲法学者も弁護士と共闘へ

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安全保障関連法案に賛成した議員について、政治資金収支報告書などを徹底的に調査して問題を洗い出す弁護士の取り組みが関西を中心に始まっているが、近く特定の議員について刑事告発を視野に入れた活動を本格化させる。現在、全国の弁護士が連携して準備を進めているが、そこに新たに憲法学者も加わることになり、関係者はさらに活動が広がると期待している。(アイ・アジア編集部)

現在、調査中の政治資金収支報告書 撮影 鈴木祐太

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月4日、「安保法制」に賛成した国会議員に対する落選運動の支援活動を始めた弁護士、公認会計士が大阪市内の会議室に集まり、これまでに集まった政治資金収支報告書の調査結果を報告した。その中に、明らかに問題のある議員の資料が見つかり、今後、さらに調査を進めることを確認した。
この会合には、憲法学者の上脇博之教授(神戸学院大学)も参加。上脇教授は、「政治資金問題追及についての法的な側面での支援ももちろんだが、問題の本質が安保法制という明らかに憲法違反の法制にある以上、率先して憲法研究者が参加したい」と話した。

 

上脇教授によると、憲法学者の中にもこの取り組みがすでに広がっているという。上脇教授は、憲法学者以外の学者も含めて広く研究者に広げる意向だ。このため、取り組みの名称は、「安保関連法賛成議員の落選運動を支援する弁護士・研究者の会」(略称「落選運動を支援する会」)と決まった。

この取り組みは、今年9月19日に成立した安全保障関連の2法について、「日本国憲法の平和主義を直接に蹂躙するだけでなく、立憲主義や民主主義をも破壊する立法」と批判した弁護士の有志が立ち上げたもので、民主主義を正常な状態に戻すためには、次の選挙で自民党と公明党ら安保関連法案に賛成した議員を落選させる必要があるとして、現在、来年に予定されている参議院選挙で改選を迎える自民党、公明党らの議員の政治資金収支報告書を調査・分析する取り組みが進められている。

神戸学院大の上脇教授 撮影 鈴木祐太

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上脇教授は、会を立ち上げた阪口徳雄弁護士とともに、市民グループ「政治資金オンブズマン」の共同代表を務める政治資金調査のエキスパート。
上脇教授は次のように話している。
「私たち以外にも落選運動を呼びかける研究者はいますが、それは一般的・抽象的なもののようだ。私たちの活動は具体的なもので、ホームページに落選させたい議員の氏名や政治資金問題を掲載して周知し、全国各選挙区の落選運動を支援するもの。しかし、特定の候補者を当選させるための活動は一切行わないので、選挙運動ではない。だから、選挙期間に入る前の選挙運動(事前運動)を禁止している公職選挙法の下でも、まったく自由に行える政治活動となる。今月中には具体的な結果を出したいと考えている」。

 

もっと多くの記事は、アイ・アジアでご覧になれます。
http://www.npo-iasia.org

 


【関連記事】

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これが「安保法案」の全文だ2 <平和安全法制整備法案>
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<安保法制>戦争体験者は語る(1) 元海軍兵「軍国主義に洗脳された」(新聞うずみ火)
 
 
 
 
 

 


アメリカ&中国海軍 が、米フロリダ沖の大西洋で合同訓練

2015-11-10 22:52:10 | 報道

 

NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20151109/k10010298871000.htmlより転載

米中海軍 米フロリダ沖の大西洋で合同訓練

11月9日 4時30分
米中海軍 米フロリダ沖の大西洋で合同訓練
 
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中国とアメリカの海軍がアメリカ・フロリダ州の沖合の大西洋で合同訓練を行い、両国としては軍事交流を維持して南シナ海を巡る対立を先鋭化させたくない思惑もあるものとみられます。
 
中国国防省は、中国とアメリカの海軍が現地時間の7日、初めてアメリカ南部フロリダ州の沖合の大西洋で合同訓練を行ったと発表しました。訓練には中国から駆逐艦や護衛艦などが、またアメリカからは駆逐艦や巡洋艦がそれぞれ参加し、海上での不測の事態を回避するための国際的な行動基準にのっとった通信連絡訓練などが行われたということです。
先月27日、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で、アメリカ海軍の駆逐艦が中国が造成する人工島の周辺12海里以内の海域を航行したことを受けて、米中両国の間ではせめぎ合いが続いています。

今回の合同訓練について、中国国防省はホームページ上で「両国海軍が大西洋で初めて手を握る」という見出しをつけて、訓練の写真を掲載しており、軍事交流が友好的に継続していることを強調しています。米中両国としては軍事交流を維持し、南シナ海を巡る対立を先鋭化させたくない思惑もあるものとみられます。
 
 
 
 
 
 
 

「トモダチ作戦」で大量被ばくした米水兵たち~すでに2名が白血病などで死亡

2015-11-10 22:47:25 | シェアー

LNJ Logohttp://www.labornetjp.org/news/2015/0131goto/#0topより転載

「トモダチ作戦」で大量被ばくした米水兵たち~すでに2名が白血病などで死亡

 

 「トモダチ作戦に参加した原子力空母ロナルド・レーガンは三陸沖で、3月13日、福島第一1号機爆発による放射能プルームの直撃を受けた。空母は金属味を伴う生暖かい雲に包まれたが、飛行甲板では作業が続けられた」。1月31日都内で開かれた「被ばく学習会」の呉東(ごとう)正彦弁護士の報告は衝撃的だった。甲板の汚染が一番酷かったが、除染作業では防護服も付けていなかった。被ばくを知っていた上官はヨウ素剤を飲んだが、一般水兵には配られなかった。米軍の報告書によれば、約5000人の水兵のうち約2000人に、呼吸器系・消化器系・妊娠異常・甲状腺がんなど体の異常が出ている。そして、すでに2名の若い兵士が「骨膜肉腫」と「急性白血病」で死亡した。

 学習会は「放射線被ばくを学習する会」が主催で、東京・文京区アカデミー茗台で開かれた。報告したのは、横須賀の原子力空母反対運動に関わっている沢園昌夫さんと呉東正彦さんで、二人は2014年10月に渡米しこの問題を取材し資料を入手してきた。この日はその報告会だった。続々と参加者が詰めかけ、会場は超満員で立ち見になった。約70人の参加で、主催者も「こんなに集まったのは初めて」と驚くほど。この問題の関心の高さが感じられた。

 水兵たちは若者が圧倒的で貧困層が多い。その人たちが放射能でやられてしまった。健康被害を受けると働けなくなり、医療費を払えなくなる。切羽詰ったかれらがやむなく東電を相手に損害賠償(1200億円の基金創設による補償)を求めて、2012年12月にサンディエゴ地裁に提訴した。最初に訴えたのは、甲板で勤務していたリンゼイ・クーパーさん。27歳のシングルマザーで「ひどい鼻血・全身倦怠・甲状腺障害」に襲われたあと、生理が半年に一回になり「不妊」と診断された。その後、「私も同じ」と名乗り出る人が増え、現在原告は239名に達している。


    *防護服もなく行われた甲板の除染作業

 裁判はまだ始まったばかりで、東電側はさまざまな難癖をつけて、裁判の却下・引き伸ばしを画策してきたが、昨年10月28日に東電の却下申し立てが否定され、米国南カリフォルニア連邦地裁で、本格的審理が始まることとなった。

 「これはもう一つの被ばくで、日本国のどこよりも深刻な放射能被害が米兵の中に出ていることを知ってほしい。裁判を応援してほしい」と呉東さんは結んだ。


  *米国のネットTVで話すシモンズ太尉。「極度の体重減・歩行困難・不眠」で三度入院、結局除隊に。

 呉東さんの報告に対して、約1時間会場からは次から次に質問が出された。「なぜ海軍を訴えなかったのか」については「水兵たちは“誓約書”を書かされているので、海軍を訴えることができなかった」とのこと。ヨウ素剤の件といい、海軍はこの問題にフタをしようとしている。また日本では「週刊金曜日」が詳報したほかは、大手マスコミは沈黙している。

 質疑を終えた最後に呉東さんはこう語った。「いま日本で原発は稼動していないが、じつは横須賀では動いている。それが原子力空母“ジョージワシントン”だ。首都圏からわずか50キロのところに原発が動いている。このことを忘れないでほしい」。(М)

放射線被ばくを学習する会HP

 

 

 


【映画紹介】「ソ満国境15歳の夏」敗戦、ソ満国境に置き去りにされた120人の中学生達、300キロの道のりを

2015-11-10 22:23:44 | ご案内

 「ソ満国境15歳の夏」
言葉も国境も超えて次の世代に伝えたい感動の実話

敗戦とともにソ満国境に置き去りにされた15歳・中学生たち…。戦争を語り継ぐことの大切さを改めて実感する。―鳥越俊太郎(フリージャーナリスト)

300キロの道のりを必死に生き抜いた120人の中学生たち!

 
「ソ満国境15歳の夏」上映会

京都映画人9条の会が上映協力します。
ぜひ成功させたいので、お時間のある方は来てください。
映画上映のほか、原作者を招いてトークがあります。

右京区 原作者・田原和夫さん講演と映画「ソ満国境15歳の夏」上映会
11月27日(金) 19:00より田原さん講演と映画上映
入場料 前売一般・シニア1100円 当日一般1500円 
    当日シニア・大学生1300円 小中高(当日券のみ)800円
場所 京都市右京ふれあい文化会館
主催: 映画「ソ満国境15 歳の夏」右京区上映実行委員会 ...
協賛: 右京年金者組合、右京地域9条の会、右京革新懇談会、中・右京健康友の会、日本共産党西地区委員会、 京都映画人9条の会
事務局・お問合せ:村主哲夫( 京都映画人9条の会)☎090-6322-0274 fax075-881-0566

「ソ満国境15歳の夏」
言葉も国境も超えて次の世代に伝えたい感動の実話

敗戦とともにソ満国境に置き去りにされた15歳・中学生たち…。戦争を語り継ぐことの大切さを改めて実感する。―鳥越俊太郎(フリージャーナリスト)

300キロの道のりを必死に生き抜いた120人の中学生たち!

未曾有の打撃を受けた東日本大震災から1年後の福島。15歳の敬介は仮設住宅への避難を余儀なくされていた。中学最後の夏。放送部の作品づくりができないことを残念に思う敬介と部員たちだったが、突然の招待状が舞い込んでくる。見知らぬ中国北東部の小さな村から、ぜひ取材をしてほしいというのだ。期待と不安を胸に果てしない平原が広がる中国へと旅立つ敬介たち。招待主は村の長老・金成義。彼の口から語られたのは、67年前、15歳だった少年たちの壮絶な体験だった…。

日中戦争時下、ソ連と満州の国境近くに勤労動員として送られた新京第一中学校の生徒たち。昭和20年8月、ソ連軍の爆撃が降り注ぐ中、ソ満国境に取り残され、過酷を極める必死の逃避行が始まった…。原作は田原和夫「ソ満国境・15歳の夏」。10年の構想と製作期間を経てついに完成した感動作だ。
中国ロケを敢行! 様々な苦難を乗り越えついに完成!

監督は松島哲也。中国で3000km以上に渡る調査活動の末、中国ロケを敢行。反日デモで国外退去に遭うなど、様々な苦難を乗り越えながらもついに完成。キャストには、『たそがれ清兵衛』(02)、『永遠の0』(14)、NHK連続テレビ小説「まれ」など、数々の話題作に出演する田中泯。さらに、日本アカデミー賞、芸術選奨文部科学大臣賞など多くの賞を受賞、惜しまれながらも本作が遺作となる名優、夏八木勲。この他、香山美子(特別出演)、金子昇、大谷英子など豪華キャストが脇を固める。戦火で生きる15歳、現代に生きる15歳には、TVや
映画で注目を集めている、いま最も旬な若手俳優陣が総結集した。