異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

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「9条発案者は幣原」~世界記憶遺産に資料申請 (東京新聞2016.6.12)

2016-06-13 23:43:35 | 憲法

 

 世界記憶遺産として幣原喜重郎元首相こそが憲法9条の発案者とする資料群の申請を、東京新聞が報じています。
資料では幣原氏は「原子爆弾ができた以上、世界の事情は根本的に変わった。次の戦争は短期間のうちに交戦国の都市が灰燼に帰す」とし、世界を「集団自殺の先陣争いと知りつつも、一歩でも前へ出ずにはいられないネズミの大群と似た光景」と懸念します。そして「もし誰かが自発的に武器を捨てるとしたら-。その歴史的使命を日本が果たすのだ」と、世界が軍縮に向かう唯一の道として9条をひらめいたと言います。

 そして「当時の実情として、押し付けられたという形でなかったら実際にできることではなかった」と言います。申請者から、今回の申請は「押し付けと主張する改憲論に一石を投じる狙い」があると言われます。そして「9条は先の大戦で亡くなった多数の死者や生き残った人々への平和の願いを象徴」であり「改憲論議をすることは、これらの人たちをも切り捨てる」と批判します。

 改憲を主張する人の一番多い根拠が「押し付け憲法」だと思います。しかし真実は日本人の発案だと世界が認めれば、この根拠は破綻します。憲法学会の権威である樋口陽一先生が言われていますが、改憲問題とは「自民党憲法改憲草案」の賛否を問うものです。「押し付け憲法」論が破綻すれば、本当の目的が「草案」が描く、国防軍や緊急事態条項、基本的人権の制約など「国家」のための国づくり、ということがもっと国民に知られるようになるでしょう。このことはきっと、憲法を守る大きな力になるのではと思います。

 

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<関連>

9条を守りたい人、人類の共有財産にしたい人”~ユネスコ世界記憶遺産に ...

 

http://www.dailymotion.com/video/x48iuy5
憲法9条の提案者は幣原喜重郎首相20160503houdoustatin - Dailymotion動画

 
 
 
 

 


【参議院選】改憲派が2/3超えを予想~自民勝利、民進苦戦(6/4 児玉克哉 | 社会貢献推進機構理事長 )

2016-06-13 16:14:09 | 参院選

 ぎりぎり、「改憲派が2/3を超えそう」との予想が!!


参議院選2016予想(児玉克哉) - 個人 - Yahoo!ニュース より一部引用

参議院選2016予想  

児玉克哉  | 社会貢献推進機構理事長

・・・・・

私の予想は一般よりも自民が勝利、民進が苦戦というものです。
ただ、衆参同時選挙ではなかったので、次の衆議院解散総選挙では自民党はかなり議席を減らすかもしれません。
こうなると衆議院解散は任期ギリギリまでない、ということになるかもしれません。

 2年の間に憲法改正まで安倍政権は持っていけるかどうか。憲法改正の国民投票と衆議院解散総選挙をダブルで行うという案も浮上するかもしれません。

 私の予想は解散の時期は2018年の初夏。消費税増税が実行される直前です。う~~ん、よくできたシナリオです。

児玉の予想(2016年6月4日現在)

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自民党  62議席(比例20議席)総計127議席

公明党  13議席(比例 7議席)総計24議席

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おおさか 7議席(比例 5議席) 総計12議席

こころ  0議席(比例 0議席) 総計3議席

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民進党  26議席(比例12議席)総計43議席

共産党  11議席(比例 7議席)総計22議席

生活の党  0議席(比例 0議席) 総計1議席

社民党   1議席(比例 1議席) 総計2議席

日本を元気 0議席(比例 0議席) 総計2議席

無所属   1議席(比例 0議席) 総計8議席

 

児玉克哉 社会貢献推進機構理事長

三重大学副学長・人文学部教授を経て現職。愛知大学国際問題研究所客員研究員。専門は地域社会学、市民社会論、国際社会論、マーケティング調査など。公開討論会を勧めるリンカーン・フォーラム事務局長を務め、開かれた政治文化の形成に努力している。「ヒロシマ・ナガサキプロセス」や「志産志消」などを提案し、行動する研究者として活動をしている。2012年にインドの非暴力国際平和協会より非暴力国際平和賞を受賞。連絡先:kodama2015@hi3.enjoy.ne.jp

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児玉克哉の最近の記事


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http://matome.naver.jp/odai/2141863357830397901 より引用

浅川博忠氏(週刊朝日 2016/6/7発売号)

自民 62(44+18)
公明 14(7+7)
民進 29(17+12)
共産 9(3+6)
お維 5(2+3)
生活 1(0+1)
社民 1(0+1)
元気 0
日心 0
改革 0
無所属 0

角谷浩一氏(週刊朝日 2016/6/7発売号)

自民 51(35+16)
公明 12(5+7)
民進 34(22+12)
共産 11(3+8)
お維 6(3+3)
生活 1(0+1)
社民 1(0+1)
元気 0
日心 0
改革 0
無所属 5(5+0)

三浦博史氏(サンデー毎日 2016/6/6発売号)

自民 55(39+16)
公明 13(7+6)
民進 27(16+11)
共産 11(3+8)
お維 9(3+6)
生活 0
社民 1(0+1)
元気 0
日心 0
改革 0
無所属 5(5+0)

週刊現代(2016/6/6発売号)

自民 51(32+19)
公明 12(5+7)
民進 40(29+11)
共産 6(1+5)
お維 8(3+5)
生活 0
社民 1(0+1)
元気 0
日心 0
改革 0
無所属 3(3+0)

 

 

 

 


憲法学者・樋口陽一氏 「国民が求めるのは改憲ではない」(インタビュー詳細)

2016-06-13 12:21:31 | 憲法

日刊ゲンダイ http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183163より転載

憲法学者・樋口陽一氏 「国民が求めるのは改憲ではない」

2016年6月13日

「言うべきことは言わなくては」と語る樋口氏(C)日刊ゲンダイ
 

 来月10日に参議院選挙が行われる。安倍政権は争点を「アベノミクスを進めるか、後戻りさせるか」などと言っているが、その裏で、憲法改正という野望を抱いているのは間違いない。9条の解釈改憲、違憲の安保法施行と、憲法破壊を断行した政権が「本当の改憲」に向けて蠢いているのだ。そこで自らの政治活動を40年間禁じてきた憲法学界の権威が立ち上がった。闘う憲法学者、小林節氏との対談「『憲法改正』の真実」(集英社)も話題。今そこにある危機を語ってもらった。

――先生は81歳ですよね。安保法案採決前の昨夏は、ご高齢を押して、小雨の降るなか、何度も国会前での演説に立たれた。「立憲デモクラシーの会」「立憲政治を取り戻す国民運動委員会」などの団体でも積極的に活動し、安倍政権の立憲主義破壊や自民党がもくろむ憲法改正の危険性を訴え続けていらっしゃる。その原動力とは何ですか。

 私の専門は憲法学で、他の人より多少は知っていることがある。だからこそ言わなければならないことがあるし、国民のひとりとしても、言うべきことは言わなくてはなりません。

――安保法が成立し、政治権力が憲法の根幹を勝手に骨抜きにしてしまった。「学者は中立的な立場で論評していればいい」という悠長な局面ではなくなったということですか。

「象牙の塔」にこもって学問に専念できる時代のほうが研究者にとっては幸福です。しかし、いつでもそのような幸せな時代だとは限らない。

 戦後を振り返ってみると、改憲を目指した岸首相が1957年に内閣憲法調査会を発足させたのに対して、私どもの恩師世代が「憲法問題研究会」に結集し、世論に問題のありかを訴えました。大内兵衛さん(経済学者)が代表で、憲法学者では私の直接の恩師の清宮四郎さんと宮沢俊義さん、それから民法の大御所の我妻栄さん、そして湯川秀樹さんほかが発起人でした。戦時中の困難な状況に耐え、ようやく学問ができる。論壇に復帰できた。学者にはそんな思い、時代背景がありました。発起人の記者会見は各新聞が1面トップ記事で大きく報道した。それほどの出来事だったのですね。

 我妻、宮沢のおふたりは政府の憲法調査会からの招請を断って、民間の憲法問題研究会を立ち上げた。当時の政府の要人が「政府からの要請を断っておきながら、札付きの左翼と研究会を発足させるとはけしからん」というような談話を出したのに対して、宮沢さんが、この問題については札付きの左翼とも一緒にやる必要があるというだけだ、と答えたのをおぼえています。


■問われているのは「改憲草案」賛成か反対か

――改憲をめぐって、自民党VS学者という構図が、岸信介の孫である安倍首相の時代に再燃していることに因縁を感じます。ところが、改憲が参院選の「争点」だということを自民党は伏せたがっている。

 首相は国会答弁で「憲法改正問題については国民レベルで大いに議論して下さい」と言う。しかし、いま国民の大多数は「憲法を変えて欲しい」などと政府に要求していないのです。世論調査でも分かるように、国民が求めているのは「原発停止」「TPPの影響や問題点の提示」「格差是正」「社会保障の将来への不安の解消」など、生活に直結する身近で具体的な課題です。

――だから、安倍政権は改憲問題を参院選で前面には持ち出さない。争点を明確にしないまま、選挙に臨み、3分の2の議席を得れば改憲について“信を得た”とばかりに突き進む。そんな懸念を感じます。

「護憲」「改憲」という言葉を、抽象的に憲法を変えた方がいいのか、変えない方がいいのか、という意味で使う人がいますが、間違いです。それぞれが「理想の憲法」を出し合え、というのが改憲問題ではありません。いま問われているのは、2012年4月に自民党が発表し、現に掲げ続けている「憲法改正草案」に賛成か、反対か、それを作った人たちが描いているこの国の未来像への賛否なのです。抽象的に改憲が問題になっているわけではないのです。

――「『憲法改正』の真実」のなかで、自民党改憲草案の問題点を子細に分析なさっていましたが、とくに驚いたのは、この草案が、戦前回帰、明治憲法回帰どころか、江戸時代の「慶安の御触書」レベルのものだと断言なさっていたことです。

 これは友人の歴史家が使った言葉なのですが、本質的な意味を含んでいる警句です。自民党改憲草案は明治憲法のようだというのは正しくない、むしろ明治以前の法秩序に戻るようなものだという主張で、その通りだと受け止めました。

 近代憲法は国民が国家を縛るものであり、民法や刑法は国民自身に向けられたものだ、という区別は大切です。しかし、実は民法も刑法も一人一人の行動に直接、命令は下さない。刑法には「人を殺した者は○○に処する」とあり、「人を殺すな」という書き方ではない。法が制裁を科すことで国民を縛っているように見える場合でも、やっていいのか、いけないのかという“良心”にまで踏み込んで縛っているわけではない。法と道徳は違うのです。

81歳の今でも積極的に活動(右から2人目)/(C)日刊ゲンダイ
81歳の今でも積極的に活動(右から2人目)/(C)日刊ゲンダイ

 

 明治憲法制定にかかわった井上毅はこう書いています。「立憲政体ノ主義ニ従ヘハ君主ハ臣民ノ良心ノ自由ニ干渉セズ」

――ところが、自民党改憲草案では、国家がズカズカと人々の良心に踏み込んでいいことになっている。そのうえ、国家を縛るはずの憲法で、国民の方に「憲法を尊重する義務」や「常に公益及び公の秩序に反してはならない」と命じています。自民党らしい、右傾化、保守化した改憲草案と言えますね。

 現政権を「保守」と呼ぶ人が多いが、本来の意味での「保守」には3つの要素が不可欠です。第1は、人類社会の知の歴史遺産を前にした謙虚さです。第2は、国の内・外を問わず他者との関係で自らを律する品性。第3は、時間の経過と経験による成熟という価値を知るものの落ち着きです。私たちをいま取り巻いているのは、そのような「保守」とはあまりにも対照的な情景です。

 2012年12月の第2次安倍政権の発足時、日本のメディアが「保守化」と捉えた鈍感さとは対照的に、例えば、英エコノミスト誌は、「歴史修正主義に執着」する「ラディカル・ナショナリスト(急進民族主義者)の政権」と論評していました。当時から欧州では、そうした勢力が台頭し始めていて、懸命にそれを抑え込もうと苦慮していただけに、アジアで唯一、「価値観を共有」する仲間として安心して見ていた日本で、そのような勢力そのものが政権に座ったのか、という驚きだったのです。翌年初めの首相訪米の時のびっくりするほどだった冷遇は、その表れだったのでしょう。一転して去年の首相訪米の時の厚遇ぶりは、安保法制との物々交換で、「価値観の共有」より、それを優先させたということでしょう。

――安倍政権の言う「戦後レジームからの脱却」を、世界の秩序を揺るがしかねない構想だとして海外メディアは危惧していたのですね。

 欧米の教養のある人々は「戦後レジームからの脱却」というスローガンを聞くと、ナチスとカール・シュミットを思い出します。シュミットには「ベルサイユ・ワイマール・ジュネーブ」という論稿があります。それぞれ、第1次世界大戦にドイツが敗北して「押し付けられた」条約と憲法と、そして国際連盟を指す地名で、それらを拒否する宣言の意味を込めたものでした。

――ナチスといえば、民主主義的な手段でワイマール憲法をほごにしてしまった。安倍政権も「民主主義にのっとって」と装いながら、結果的に立憲主義を破壊し、民主主義を制限する憲法に作り変えてしまおうとしている。非常に巧妙で危険な手口に見えます。

 有権者は3年半の間に3回の国政選挙で現政権に多数議席を与え続けてきました。その意味で言えば、「民主」というカードの枚数の多さの上に政府与党が座り続けてきた。4度目の機会にそのカードを何枚、奪い返せるか、それが選挙の争点です。

 結党以来の自民党政権は、実は派閥という名の中小政党の連立政権で、政権内部の抑止要因が働いていました。3分の1の議席を確保できていた野党や労働運動、それにメディアの姿勢も権力に対する抑止要素となっていました。

 ところが、これしかないという「決める政治」を掲げて安全ベルトを外した政治は、この国をどこに連れてゆくのか。長らく自民党に投票してきた有権者たちが支持してきた自民党と、現在の政権与党は同じ政党なのか。ここが最も肝心な点です。

(聞き手=本紙・小塚かおる)

▽ひぐち・よういち 1934年宮城県生まれ。東京大学・東北大学名誉教授。法学博士。パリ大学名誉博士。国際憲法学会名誉会長。最新刊に小林節慶大名誉教授との対談「『憲法改正』の真実」(集英社新書)。

 

 

 

 


都合の悪い議事録を次々改ざんする安倍政権の危険性(リテラ2016.6.13)

2016-06-13 12:07:45 | 政治 選挙 

リテラ http://lite-ra.com/2016/06/post-2332.htmlより転載

安倍首相「私は立法府の長」発言だけじゃない! 都合の悪い議事録を次々改ざんする安倍政権の危険性

2016.06.13
abe_150706.jpg
安倍晋三公式サイトより


 またも安倍政権が議事録に“勝手な修正”を行ったことが発覚した。

 先月5月16日に開かれた衆院予算委員会で、安倍首相は民進党の山尾志桜里政調会長の質問に対し、「議会についてはですね、私は立法府、立法府の長であります」と答弁。言わずもがな、安倍首相は「行政府の長」であって、総理大臣とは思えない無知っぷりを露呈させたが、議事録ではこれが「議会については、私は行政府の長であります」と修正されているのだ。

 ちなみに、安倍首相はこの答弁のなかで「国会は国権の最高機関として誇りをもってですね、いわば立法府とは、行政府とは別の権威としてどのように審議をしていくかということについては、各党各会派において議論をしているわけでございます」とも答弁していたが、この部分も「いわば行政府とは別の権威として」と、議事録から立法府発言が削除されている。

 もともと何が言いたいのかさっぱりわからない答弁ではあったが、それでも議事録とは“そのままの発言”が残されなくては意味がない。しかも、本サイトで追及したように、この安倍首相による「立法府の長」発言は、たんなる言い間違いなどではなく、三権分立さえ軽んじる安倍首相の本質が露わになった事案だ。議事録から発言を削除する場合、与野党代表者の合意が必要になるが、この修正にどのような手続きがあったかは不明。だが、勝手に修正したとなれば、“歴史の改ざん”にほかならない。

 しかし、安倍政権にとって、議事録の改ざんはいまにはじまった話ではない。昨年9月17日に開かれた参院平和安全法制特別委員会では、安保法制を採決させるために、自民党議員が鴻池祥肇委員長を“人間かまくら”で取り囲み、ヒゲの隊長こと佐藤正久自民党筆頭理事などは抗議する野党議員に暴力さえ振るった。そのような、何が起こっているのか誰にもわからない状態で法案を強行採決させてしまったことは記憶に新しい。

 とても民主的な手続きとは思えない下劣な方法で採決されてしまった安保法案だが、当然、参院事務局が作成した未定稿の議事録でも「速記中止」と記され、鴻池委員長の発言は「……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)」となっていた。

 だが、同年10月に公表された議事録では、「委員長復席の後の議事経過は、次のとおりである」という説明書きが加えられ、「質疑を終局した後、いずれも可決すべきものと決定した。なお、(安保法制について)付帯決議を行った」と、本来なら委員会で読み上げられなくてはいけない付帯決議までもが議事録に記載されていた。もちろん、委員会当日のVTRを何度見返しても、鴻池委員長が付帯決議を読み上げている声などまったく聞こえない。この議事録と現実の委員会の様子が大きくかけ離れているのは一目瞭然である。

 安倍首相はこの改ざん問題について、「参院の運営だから参院で決めている」と説明したが、野党は無論、この議事録に反発。合意など得られていないまま“公式発表”とされてしまったのだ。

 さらに、同じく安保法制をめぐる国会審議の場で質問を行うなかで、社民党副党首の福島瑞穂議員が「戦争法案」と発言(15年4月1日参院予算委員会)したことにも、自民党は議事録修正を要求。福島議員は、「戦争法案」について〈安倍総理と私は、戦争法案という言葉をめぐって議論をしており、これを他の言葉に置き換えたら、議論そのものが成り立ちません。削除や修正要求には応ずることは、できません〉と反論し、実際に議事録には「戦争法案」の発言は修正されることなく残ったが、こうした発言の削除・修正の要求が出てくること自体が、自民党の歴史修正主義、議論を封じ込めようとする姿勢をよく表している。

 このように、政権に都合の悪い話が議事録から削除され、言い換えられれば、どんな議論が行われたかはおろか、いかに醜いやり方でも法的手続きを踏んだと事実をねじ曲げられる。安保法制がそうだったように、どんな暴走だって後付けで許されていくだろう。

 たとえば、ジョージ・オーウェルのディストピア小説『1984年』では、歴史の改ざんを国家が主導して行い、主人公ウィンストン・スミスは議事録などの記録を体制側の都合のいいように修正する役割を負っていた。当然ながらその国には改ざんされた歴史しかなく、それが正しいものなのか検証することもできない。──このままこの国が議事録の改ざんを日常茶飯事として行うようになれば、その先には、『1984年』のような世界が待っているはずだ。
水井多賀子

 

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