戦争を始めた当事者や、それに携わった人々の事は、何も思わないが、戦争に巻き込まれて、犠牲になった一般市民の方達の事を思うと、切なくなる。
兵隊さんと女学生さんの物語。
何年にも及ぶ文通の末に、兵隊さんはセブ島にて戦死、女学生さんは顔を見る事もなく、文通は途絶える。
戦時下の事だから、仕方ないかと思ってしまうが。
テレビでの追跡調査で、身元が解るのだが、会わずに身元も解らずに終わってしまう、戦時下の恋は切ない。
まだ見ぬ女学生さんを、大好きだと吐露する兵隊さんの心情を察すれば、明日の命も解らない時だからこそ、そんな思いになったのだろうが。
青春の思い出とはいえ、やっぱり切ないわ。