親父の事を話すのはややこしいが、先に話した伯父(親父の兄)さんの所から親父の所へ追いやられた時に、一番始めにいたおばちゃんが、親父の晩年を一緒に過ごしたおばちゃんになります。
親戚に聞けば、親父にはまだ他に女性が居たらしいけど。
なんか凄くないですか。
私から見ても、優男で。
ジャニーズか、でした。
元の勤務先の近くに住んで居たから、時々寄って顔を見に行ってました。
晩年は入院先で亡くなりましたが、その時もおばちゃんから連絡を貰い、病院に行きました。
葬儀にも出ましたが、ここで腹違いの兄貴にも会います。
親父が二十歳の時に出来た子供でした。
小5の時に預かって貰ってた伯父さんから、「お前には兄貴が居るのを知っているか」と言われたのが、兄貴の存在を知った時でした。
ややこしいでしょ。
その頃私のお袋は入院してました。
親父が亡くなった事を言うと「ふん、あんな奴」の一言でした。
夫や父親らしい事もせずに、亡くなった男の死に、尊敬の念の一欠片も無かった様です。
私は内心、そんな男を好きになったんやろうもん、とは思いましたが。
その為に、貴女は晩年まで苦労をする事になったんですよね。
でも、仕方ないね、それが貴女の青春で、人生だったんですからね。