7月4日、柏滞在二日目、先日ご紹介の龍光院住職が兼務している柏市(旧沼南町)の弘誓院に参詣した。
弘誓院は真言宗豊山派の寺院。正式には蓬莱山弘誓院福万寺。下総観音霊場三十三番の第三十三番札所の名刹で、九世紀はじめに行基が開山したと伝わります。谷津の中に建てられている趣のある古刹です。
弘誓院本堂
聖観世音菩薩像(伝・行基菩薩作) | |
毘沙門天・弘法大師像・興教大師像・賓頭盧尊者 弘法大師像(大師堂本尊)、弁財天(弁天堂本尊) 菅原道真公(天神堂祭神) |
本堂内陣 本尊 聖観世音菩薩像(伝・行基菩薩作) 鐘楼堂(現在の梵鐘は大正期に鋳造)
弁財天、七福神の中の紅一点、口紅の赤が鮮やか!
東葛印旛大師は弘法大師霊場を巡拝するもので、本来は弘法大師が開基した四国八十八ケ所をまわるもの(お遍路巡礼)であるが、時間や費用がかかりなかなか難しいので、その代わりとして各地において最寄の場所に四国霊場を模した新霊場を設け、それらを巡拝する慣わしが江戸時代以降盛んになった。その一つが東葛印旛大師である。毎年5月1日~5日まで行われるが、201年目に当たる昨年は弘誓院が結願寺となり盛大に法要が執り行われたようです。