先日 文京区教育委員会から「文京区石造文化財 -庚申信仰関係石造物調査報告書ー」掲載に関する承諾についての依頼書が届いた。
常徳寺境内に建立されている「猿田彦大神」を掲載したいとの事。
大正九年銘 猿田彦塔
サルタヒコは、日本神話に登場する神。『古事記』および『日本書紀』の天孫降臨の段に登場し(『日本書紀』は第一の一書)、『古事記』では猿田毘古神・猿田毘古大神・猿田毘古之男神、『日本書紀』では猿田彦命と表記する。 ~ウィキペディアより~
猿田彦神は、いろいろな民俗信仰と結びついている。そのひとつが、道祖神である。、道祖神というのは基本的には邪霊を防ぐ神。さらに、道の神、境の神でもある道祖神とされた猿田彦神は、江戸時代の中期頃から庚申信仰とも習合して信仰されるようになった。これは「猿と申」の共通性から、神道家によって結びつけられたものといわれている。
庚申信仰とは、60日ごとの庚申の日に寝ずに一夜を明かし、長寿や平安を願う民間信仰。
常徳寺の猿田彦塔には上部に「厄除」の文字が朱で刻まれている。
文京区教育委員会によると、平成21年夏に庚申信仰に係る石造物の所在確認の調査をしたところ、区内に68基の現存が確認されたとの事。常徳寺の「猿田彦塔」は山門をくぐりすぐ右手に建立されています。
なんら断る理由もないので本日承諾書を返送した。