
アマチュアレスリング金メダリストの吉田沙保里選手の似顔絵を描いてみました。
「アルソック体操始めるよー!!」
ローアングルの似顔絵です。
【あとから似顔絵の対象を決める】
これは、ビジネス似顔絵では不可能な方法なのですが、
「なんとなく自由に顔を描いて、似ている人を見つけて、その人を描く」
という方法があります。
普通の似顔絵の描き方とは逆になります。
もちろん、そこからさらに似せる努力が必要ですが、よい方法だと思います。
どこがよいかと言うと、「主観的に(イメージとして)似ていると思う顔」の作品ができることです。
この吉田選手も、あと付け似顔絵です。
そして「偶然性」が面白いです。
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以下は、雑談です。全部雑談だという説もありますが・・・。
私は、昔は「偶然性」を嫌う人間でした。下地のマチエル(質感)から、自由に描いたり、偶然出来たシミから絵を発展させたりする絵が嫌いでした。
何故かと言うと、「自分で全て考えた必然的な絵」しか、自分の絵ではないと、カタい考えを持っていたからです。
けれど、浪人して必然性の限界を感じるようになりました。
またユングの無意識の理論と出会い、偶然性のよさも取り入れられるようになりました。
結果として誰かに似ていれば、似顔絵だと思います。
実際、似顔絵塾の特待生にも、そのような方法で描く方もいらっしゃいます。(某サイトで描き方を拝見しました)
イメージ力と言いますか、想像する力をもっと養わなければいけないと思います。
でも、どうしたらイメージ力を養えるか考えたのですが、見つけられなくて、茂木先生の啓発本なんかも読んだら、余計に分からなくなって(^^;
それで思ったのが
「自由に描いた顔の絵を、誰かに似ていると発見する力」
も、イメージ力を養うことになるのではないかと。
(主観的)イメージで似顔絵を描くのは、熟成期間が必要で時間がかかります。
かといって、(客観的)デッサンから似顔絵を描くと、
(独創性のある誇張方法を持っていないと、)
独創性のない似顔絵になってしまいます。
このあと付け似顔絵だったら、描くという作業を休むことなく、イメージ重視の偶然性が生む似顔絵が描けると思うのです。
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