お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

パンケーキってなんなんだい(お歌詞)

2021-05-01 22:01:13 | 作詩・ヤバソン画談
パンケーキってなんなんだい
ってソーダベーがたずねると
「低空のレシーブです」
と極めて普通に怯えながら答える
スローなスパイク
三拍子のまるちゃんのバレー
誤解を恐れずに言えばギャグみたいな試合

「スカイツリーボールより、チェンジアップでしょ」
野球親父のフリしたフェザーステップはまるで千鳥足

スローも踊れず乗換えれない街の人たちはブルース
気分は湘南だい

天ぷらが喰いたいなー物語(散文詩)

2021-05-01 06:54:18 | 作詩・ヤバソン画談
「天ぷらが食べたい」
鶴の一声でテンポーラを出すことになった。
一流の天ぷら粉と油を集めるため、
「ぷらり旅」という企画で、渡り鳥のように飛んでいった。
「天ぷらまだかなー」
どうやら、早急に対策本部を開いてもらいたいらしい。
「ねえ、まだー」
一刻の猶予もないと言うことらしい。
「今、出来ることやろう」
今出来ることをやり続けていた部下たちが、「やっていなかったのかこの人」と落ち込みながら、天ぷらを揚げることにした。
「エビがない」
肝心の海老を取り寄せることを忘れていた。
「コロモだけ天ぷらはじめました」
鶴は大喜びして、コロモだけ天ぷらのノロシを上げた。
部下たちは壊れたのか、「根比ーべだ」と言い出した。
皆で決めた決断ではあったが、誰もお客は食べたがらない。
もやしのような大人がストレートに提案した。
「『天かす丼』や『天かすそば』にしてはどうか」と。
鶴はお冠。
「カスとは何ごとぞ!天ぷらの意味がない」
精根尽きた部下が、テンポーラでもダメだったのかもしれないことを悟り去っていく途中、変化球をなげた。
「テンドン」と。
絶対にダメだと言おうとした部下たちも、名前だけだったのかと落ち込んだ。
「この企画を不幸にしたのは誰だ?」
「もやしマンです」
疫病神に貧乏神が付いたような奴だと、もやしマンを追い出すことになった。
鶴はご満悦だが、何も話は進まない。
「天かすうどんではいかがかと」
周囲は青ざめ、予想通り、もやしマン二世も首になった。
「天ぷらでも注文しよう」
少なくなった人数分の出前を注文した。
やってきた出前に、鶴は大喜び。
「やっぱり、出前は天ぷらだな」
「(出前でよかったんかい)」
ココロのなかでつぶやいたが、予算は尽きていた。
「エビが出て行ったからだ、俺たちももやしになってエビになろう」
分けの分からないことを言った頭脳を、みなで病院へ送った。
病室で小脳が一人そっと言った。
「俺たちは、少なくても俺はエビにはなれない」
「いやまだだ、エビセンにはなれる!」
まだ病気が重いの頭脳は退院できないが、諦めないのだろう、鶴を諦めるまで。
その病室の寝姿は、コロモのあるてんぷらであり、大きすぎるエビだった。

一言一句の書き言葉と描き絵(雑記)

2021-05-01 05:05:08 | 雑記
一言一句確認する人がいる。そのときの情勢や風はどうだったのか、何の暗喩だったのかも理解せずに。その言葉のアレゴリーを定義しようとする人もいる。言葉そのものではなく、その関係性が寓意的であったとしても。
「何々なんですね」と、個人的な制作手法を勝手に自分と同じだと決めつけて言われたことがあるが、全力で否定するのが精一杯。