お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

デフォルメの仕方

2024-10-16 07:52:33 | 似顔絵教室談
デフォルメとは、デフォルマシオン、デフォルメーションの略で、変形させる技法だった。
日本では、誇張という意味で使われることも多い。
デフォルメは、骨格を意識しないで、線を自由に走らせることからはじまる。
その中で、似ているか似ていないかの問題が出てくる。
ここで、日本の誇張という考え方が必要になってくる。
誇張とは、目鼻口眉などの位置や大きさや角度を大げさに描くということ。
その人の特徴に合わせたデフォルメをすることによって、似ているデフォルメになる。
変形のみをする場合には、位置が変わってしまっているので、全体のバランスではなく、部分を似せていくことが必要になってくる。
理論的に言うと、別物である。

無理に骨格は意識しなくてもよい

2024-10-16 07:41:04 | 似顔絵教室談
似顔絵では、無理に骨格を意識しなくてもよいと思う。
(多視点を)平面化するのが難しくなる。
また、誇張しようと思っても、骨格の誇張となると、医学的には奇形を描くことになり、これもまた難しくなる。
そして、生半可な線を引いてしまうと、写真のトレースに思われてしまう。
骨格を知らない子供のような線でよいのだと思う。
学ぶ必要がないとまでは言わないが、骨格を意識するあまり似ていない状況になるなら、本末転倒だ。