お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

手の描き方

2024-10-29 09:43:26 | 似顔絵教室談
最初は、ドラえもんの手のような丸でも、かまわないと思う。
そこから、親指だけ独立している手袋のように描けばよい。
最終的には、全部の指が描けるようになったほうがよいが、親指と他の指との区別がついているだけでも、手に見えてくるものだ。
手は美大の入試にも出るくらいなので、簡単には描けるようにはならないと思うが、顔とのバランスを考えて練習するのは、無駄ではないと思う。

輪郭線の引き方

2024-10-29 09:34:06 | 似顔絵教室談
輪郭線の正しい引き方というものはない。
図形や骨格を意識して線を引いていくということが考えられるが、もっと純粋に線を楽しんで引いてほしいというのが本音である。
クロッキーのように、純粋に線を追えたのなら、それはよい線だと言える。
クロッキーとは、短時間のうちに対象を画面の上に定着させることを言う。
しかし、よい線と似ている線は違う。
似せるというのは、理屈の部分が多いので、感性で引いたよい線にはなりづらい。
記号のようになってしまう場合さえある。
けれど、あらゆる制約から逃れて自由な線が引けたのなら、それはよい線なのである。
子供のように無心で、子供のような線が引けたならと、私も早描き、クロッキーの練習をしている。