ものすごく似ているのに、写真と全く違う似顔絵を描く人たちがいる。
これは、実は見て描いていない。
頭の中にある記憶を熟成させて描いていると思われる。
けれど、私たちはそれほど記憶力があるわけではない。
モデルを見ずに、記憶だけで描くのは難しい。
そこで提案するのが、見ないで描くために、じーっと見から始めるという方法だ。
まずは、じーっと見でデッサンになってしまうくらい描きこんでみる。
そして記憶していく、覚えていく。
そのあとに、見ずに描いてみるのだ。
写真のように描く必要はない。
頭の中で一か所一か所を熟成させていくことが大事だ。
この方法だと、時間はかかるが記憶力に自信のない人でも、見ずに描けると思う。