お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

似顔絵の見方「ぱじぼー」

2024-10-23 10:36:30 | 似顔絵教室談
似顔絵を描くには、どうやって描くかよりも前に大切なことがある。
それは、描く対象をどうやって見るかだ。
ここでは、以前にも書いた、三つのものの見方「ぱじぼー」を紹介したい。

「ぱ」ぱっと見。瞬間的。第一印象で見る。主観的。直感。

「じ」じーっと見。近めで時間をかけてよく見る。客観的。分析的。理性。

「ぼー」ぼーっと見。遠目でぼんやりと見る。印象。雰囲気。ニュアンス。

この三つの見方を用いると、今までとは違った似顔絵が描けるようになると思う。
具体的に言うと、
「ぱ」っと見と、「ぼー」っと見で輪郭をつかみ、
細部を「じ」ーっと見で描いていく。
じーっと見で目が慣れだしたら、少し休んで、
また、「ぱ」っと見で修正していく。
…といったような使い方が考えられる。

はじめての似顔絵教室アーカイブ

2024-10-23 10:27:05 | 似顔絵教室談
今月の産経学園自由が丘校「初めての似顔絵教室」は、平面化の技法を取り上げた。
ドロップシャドウは、難しすぎたようだ。
コツとしては、光源に対して、オブジェクトをずらし、ずれたところを影として塗ればよい。
片ぼかしも、難しかったようで、資料を参考にしながら進められていた。
コツとしては、どちらをぼかせばよいのかを予め考えてから塗るとよい。
この二つの技法ができるようになると、平面作品の幅が広がると思う。