古里の暮らしの中で

私の住んでいる地域の文化を紹介する

比婆山さん

2008-05-10 21:44:45 | 
H20年5月8日、6人で安来市伯太町横屋の比婆山さんへハイキングに行きました。

渡辺牧場に集合し出発です。ここから、1キロも行かないところの右手の橋を渡ったところにあります。

下のお宮さんと、山の上に奥の宮さんがあります。
普通に登って40分ほどですが、今回はとてもゆっくり登ったので、
1時間ほどかかりました。登り始めが少しきついですが、
後は、それほどでもありません。

あくる日が奥の宮さんのお祭りのため、
町内の方が、掃除をされた後だったので落ち葉が掻いてあり
歩きやすかったです。
途中で、たぬきを見ましたがあわててしまい、カメラに収めることが出来ませんでした。

このお宮さんは安産の神様です。
ここを登る妊婦が「苦しい」「つらい」などと言うと難産すると言われ
身重な婦人はことさら平気を装って参拝すると言われています。
こんな山に登る妊婦さんなら安産に違いない気がします。
私も初産の時、母が帯祝いの品とともにこのお宮のお札を届けてくれました。

またこの山には、中腹から山頂にかけて、「陰陽竹」というここにしかない
変わった竹があります。
竹に笹の葉がついています。天然記念物に指定されていて学名を「ヒバノバンブーサ・トランキランスマルヤマ・オカムラ」と言います。  
 

これが、その竹です。七夕さんで使う笹竹とは違うことが分かりますか。


頂上に着くとお昼には少し早く、今日のメンバーらしく早速、比婆山についての勉強会が始まりました。
この比婆山は「古事記」にイザナミノミコトが出雲と伯耆の国の国境に葬られたと伝えられている所です。お社の後ろには、4m位の高さで10m四方の古墳がありいかにもそれと思わせるたたづまいです。

しかし、メンバーの一人に言わせると、そのように主張している所が5箇所位もあるそうです。

東屋でお弁当を食べ、おしゃべり。
帰りは、反対側の道を下り清水掻(こりかき)という町内に降りる道をたどります。
蕨を採ったり、蕗を採ったり花を眺めたりでなかなか歩みが進みません。
男性の一人は会に遅れそうだと、連絡を取ろうとされるのに「圏外」でどうしようもありません。

帰りは渡辺牧場に立ち寄り、アイスクリームでのどの渇きを癒し、ここで解散しました。

前日の暑い日と比べると、少し曇っていたし、山の中は案外 木陰の道でとてもさわやかでした。登る度に楽に登れる気がします。

ぜひ一度、登って見られたらどうでしょう。
ハイキングにちょうど手ごろな山ですよ。

私は、恐れ多くて神社の写真を撮らなかったのですが、インターネットで
「伯太町」「比婆山」と打つと、興味のある人が結構訪れておられて、
写真もかなり載っています。