古里の暮らしの中で

私の住んでいる地域の文化を紹介する

H28年の笹巻

2016-06-24 10:21:53 | ちまき・笹巻き
H28年笹巻も終わりました。

今年の覚え書き
 
※笹の香りが少なかった
※笹の生育が良かった

今年はあちこちから笹を頂いたので、本巻480本、ほおかむり130本、計610本巻きました。
そのほかに笹巻会2回で巻いたのが80本くらいあります。
夜はまったく巻かなかったのに、近年の300~400本を大きく超えたのは驚き。

さすがに今はもう充分巻いたという気持ちで、ほおかむりにでもすればまだ巻けるのに
笹の葉を束にして干しています。

①今年は十神交流センターに頼まれて、親子笹巻会の講師をしたこと。
 
 講師を引き受ける前、交流センターの笹巻の記録を見せていただいていたら
 こんな作り方の写真も使ったことがあります、とのこと。なんと私のブログでした。
 私のとわかって少しばつが悪そうに”すみません”と。
 いいえお気遣いなく、私はこんなふうに生かしていただいていることがうれしかったです。

 この親子笹巻会が地元のテレビで放送されて私が映ったことは、記憶に残るでしょう。
 ただ、アナウンサーが私のことを「笹巻が大の得意な 〇〇地区の〇〇さん」と言ったのには異議あり!
 私は「笹巻が大好き」とは言ったけど「大の得意」なんて言っていませんから!
 
 テレビで見たという方は意外に少なくて、特に近所のおばあさん方に言われなくてほっとしています。
 

②もう1回の笹巻会はパソコンクラブで行いました。
 
 3年前は、パソコンクラブのメンバーが中心ではあったが、
 その他の方で笹巻を教えて欲しいと言っていた方もお誘いしました。

 今回はパソコンクラブのメンバーだけにしました。
 パソコンの勉強にも壁を感じて、たまには違ったことを、と考えて提案したことだでしたが
 やはり歳なのか、楽しいは楽しいのですが思いのほか疲れました。

 それでも楽しい、楽しいと言ってくれる人がいてうれしくなって疲れも吹き飛びました。

③笹巻を差し上げた方が、ご自分が加入しておられる自然塾のような会の会報を
 わざわざ見せに来てくださいました。
 なんと私のブログを抜き出した写真でした。
 その方は私の写真とは知らずに持ってこられたようです。
 会報の写真には、出典・〇〇 ときちんとアドレスが書いてありました。

④友達のお孫さんの初節句の内祝いを作ったこと
 喜んでもらえてうれしかったです。

以上、来年のための覚えとして書きました。








笹巻作り・パソコンクラブ

2016-06-23 10:22:25 | パソコン
6月22日(水)パソコンクラブの定例日に笹巻作りをしました。

私の感覚ではパソコンクラブを中心に笹巻教室をしたのはずっとずっと前のだったのに、
笹巻会の日程を決めた後で調べてみたら3年前でした。

笹採りは、月曜日午後 5名参加
 当日は暑かったのですが風があったせいか湿度が低かったのか、 
 大変は大変だったのですがそれでも私はすがすがしい気持ちになりました。
 初めての方もいらしたので、他の方はどうだったでしょうか、

笹捌きは、火曜日午後 7名参加
 笹採りと同じく、初めての方がいらっしゃいました。
 これも考えようによっては面倒な作業です。
 捌いた笹は冷蔵庫に入れておきたかったのですが、
 交流センターの冷蔵庫が満杯だったため、笹の軸だけを入れ、肌こ用の若い笹は
 家に持って帰って冷蔵庫で保管しました。これは大正解でした。
 
 私はイ草を持って出て、水につけたままにして帰りました。

笹巻は、水曜日9:30から開始 初めは10名で午後2名参加、欠席は5名でした。
 お昼はお弁当をとって食べたら・・という話がまとまり、前日お弁当を注文しておきました。
 いろいろおしゃべりをしながら巻いていきます。
 
 お昼になっても、やってしまおうということになって、
 お昼のお弁当を食べたのは1時前でした。

 出席の方は10本づつ持ち帰り、欠席の方には7本づつお届けしました。

お届けした方からはうれしいメールが入ったり、
初めてだった方からも楽しかったと、お礼のメールが入りました。

昨年から出雲のこの地に初めて住まわれた方から聞かれました。
こういう笹巻をつくる会はだいたいどこで、どのくらいの回数開かれるのですか?

どうも笹巻はこういう集いで作られるものと思われたようです。

昔は各家庭で作っていたのだけれど、近年は作らずに出来上がったものを買ったり
食べなかったりで、だんだん廃れてきている。
この行事、文化を続けて欲しいと思う交流センターなどが、
こうやって会を開いて継承しようとしている、ということをお話しました。

あわただしく終了して帰ったので次回にいろいろ感想を聞いてみたいと思います。

※覚え書き
 笹は捌いたものを冷蔵庫に保管するのが良い
 経過・月曜午後に採りにいって、水につけておいた。
    火曜日午後、捌いて笹は水につけておいた 多すぎる笹は昨日のままに
    水曜日午後、多すぎる笹を持ち帰って巻いたが、一部茶色になった。
          水の中につけるにしても、水をもっと替えないといけなかった。
 


今年もミニサロンでかたら餅つくり

2016-06-18 22:33:45 | 地域の行事
今日はミニサロンでかたら餅つくりです。


今年は13人の参加で一人5個づつで65個作ります。
明日は大きな会があるため今日にしたところ、法事や結婚式で皆さんお忙しかったようです。

カタラの葉は、我が家の山の畑にいいのがなくて騒いでいたら
近所の方が3日ほど前に採ってきてくださいました。

この葉は冷蔵庫に入れておいて正解でした。
うっかり1枚残して、テーブルの上に置いていた葉は、茶色に変色してしまいました。

皆さん、昔取った杵柄よろしく40分ほどで完成しました。



お茶を飲みながら1個づついただき、しばしおしゃべり。
楽しい時間はあっという間に過ぎました。

今年のちまきは
明日日曜日、我が家で1キロ分今日と同じカタラ餅を作ります。

22日はパソコンクラブで笹巻作り。
月曜は笹採りに、火曜日はそれを捌き、水曜日が本番です。

これで今年の笹巻はすべて終了です。

笹巻会

2016-06-12 01:39:42 | ちまき・笹巻き
11日(土)十神交流センターで、親子笹巻会があり、講師を頼まれました。

私としてはよその地区へ出かけることになるので、出しゃばってはいけないと
思い、お手伝いという気持ちで了解しました。

ところがお手伝いの方は他にもおられたのですが、前に出て皆さんの前で
説明をしてくれる方が、その日は都合がつかないとのことで、こちらにお鉢が回ってきました。

笹巻会は親が6人、子供が15人、スタッフが25名というこでした。
スタッフの中には、島根大学の女子学生さんが大人数きておられました。

イグサ採りから、笹取りや整理が大変だったようですが、これはそれまでに
地域のボランティアの方や交流センターの職員さんがなさっていたようです。

私としては大人はかんざし巻、子供はほおかぶりの巻き方がいいと思っていましたが、
交流センターの方では、かんざし巻の伝承ということを考えておられるようで
毎年、そのようにしておられるようでした。

前日に笹巻を作り、この地方でのいろいろな巻き方をお見せすることにしました。


私が説明に使った笹巻を解いて、新しい葉とイ草で説明しながら巻いていき、
かんざし巻の笹巻が完成したら、一斉に拍手ときれい!という驚きの声が上がり
うれしいやら、照れくさいやら・・・という状況でした。

各班にはベテランの巻き手がおられたので、その点は良かったのですが
左ききの子供さんには、手こずってしまいました。

皆さんの前で説明というところまではよかったのですが、最後になって
どじょっこテレビさんに、インタビューを受けて下さい と言われ一瞬たじろぎました。

お断りしたのですが、代表講師ということでと言われ、しぶしぶ立ち上がりました。
これが、最大の後悔の元になりました。

どじょっこテレビの方が、自分が質問するので自分と対話するように
顔を見て答えて下さいと言われました。

こんなことは初めてだったので、「講師としてどうでしたか」と言われ
思わず本音が出て、「大変でした」などと言ってしまいました。

「笹巻についてどうか」みたいな質問に「これを伝承していって」と言ってから
ちょっと難しい言葉を使ったかなと思い「伝えていって欲しい」と言い直したら、
「伝承して、伝えていって欲しい」なんて間違った言葉になるし、散々でした。

いつ放送されるか知らないけれど、どうせみんなにテレビで見た、
と言われるだろうし、とても憂鬱になっています。

実のところこれがショックで眠りにつけず、起き上がってパソコンに向かっているところです。

やはり私は、一人で黙々と巻いているのが一番性に合っていると、
後悔とともに反省しているところです。

お昼のお弁当をいただいて帰ったのですが、帰り際笹やイグサがいれば持って帰って
くださいとのことで、このまま残れば全部捨ててしまわれるそうなので
笹やこれらを採って来てくださった方に申し訳なくて、いただいて帰ってきました。

当分笹巻はお休みするつもりでしたのにそういう訳にも行かなくなり
帰ったら早速笹を捌き、洗って冷蔵庫へ。

大分疲れがたまってきたような感じですが、明日もまた笹巻作りにいそしみます。










住めば都

2016-06-05 08:37:03 | 日々の暮らし
昨日、友人と笹採りに行ってきました。9:30の出発です。

行先は山の中なのですが、誰かの持ち山で盗むことになってもいけないので
地元の同級生に連絡しました。

そうしたら以前、教えてもらったところは今年は笹が小さいから、違うところを
教えてやる、とのこと。
携帯電話での連絡がうまくいかず、車でのことなのでその友人のお宅まで足を延ばしました。

小さいお孫さんを見ておられるので、迷惑をかけないか心配していたのですが、
隣の家の若い方が、自分の子供と一緒に見ていてくださるようで、
友人が現場まで案内してくれて、笹を採るのも手伝ってくれました。

ここで驚いたのが、隣の家の若い方のこと。
街で暮らしておられたのだけれど、薪でご飯を炊いたり、ふろを沸かしたりする生活が
したいと、空き家を直して移住して来られたとのこと。

この大自然の中で、子供が遊ぶのはいいかもしれないね、と一緒に行った友人と
話しながらも、冬になって雪が積もれば後悔されないだろうかなどと、いらぬ心配をしていました。


首に名札をかけて、車で行ったり来たりしている方が「笹団子でも作られるのですか」と
話しかけてこられました。

京都大学の方で、ここの土地のあたりが、以前起きた鳥取県西部地震の
おおもとと考えられるので調査をしているとのことでした。
そういえば、先日のテレビでここらに地震のエネルギーが溜まっていると言っていたのを
思い出しました。

地元の友人がこの山を越えたところが、西部地震の時に大きな被害が出たところだと話していました。
そこは須山福留という地名で、友人の母親のお里の方も仮設住宅に入っておられたとか。

笹をたくさんに積んで満足しての帰り道、友人が笹巻をしてもらったお礼に
新しく出来たレストランがあるからお昼をごちそうするというので来た道と違う道を通りました。

こんな山の中にレストラン? と思っていたら、なんでも元茶畑だったところを松江の人が
買い取ってレストランと子供が遊ぶ広場と、木工細工をするところを始められたとか。

そこはすぐわかって、農協の給食センターの近くでした。
道路わきに横文字の看板があって、建物はそこからみえました。
山の中の道を少し入ったところにそれはありましたが、何とびっくり!

たくさんの車と人で、レストラン前には多くの人が開店を待っていました。
11:30の開店で、ちょうど看板を替えられたところでしたが、
その人数にびっくりして 帰ろうや、と引き返しました。

いつごろ出来たものやら、友人がこの情報をどこで手に入れたのかは聞き損ねましたが
こんな山の中にこんなに人が集まっていることに驚きました。
問題は継続だ、とここでもいらぬ心配をしていました。

また改めて食事を一緒にすることを約束して友人と別れました。
家に帰ったら12時過ぎ、ちょうどいい時間になりました。

午後になったら久しぶりの雨になり、笹を捌いて一日が終わりました。



笹巻・最盛期

2016-06-03 23:04:38 | ちまき・笹巻き
また、時期が来ました。
今年は早めにイ草を採りに行き、茹でて陰干しにしました。

これまで大山と地元の山と2回笹を採りに行きました。
山では、鶯が「ホーケチョー、ホーケチョー」とまた、
カラスでしょうか「アホー、アホー」と鳴いていました。

今年は雨が少ないせいか、笹の香りが少ないような気がします。
笹をとる時のムンムンとした草いきれ、車の中での程よい笹の香りを感じませんでした。

5月29日から巻きはじめて今日までに8キロ分(300本位)を巻きました。
皆さんにお配りして歩き、地元のはほとんど終わりました。

家の中がラチがない状態なので「笹巻が長くても1カ月で終わるから救われる、
これが一年中ならたいへんだ」と私が言うと夫が、「いいや、これが一年中だったら
一年中儲けられるで」と、からかいます。

農協では5本入りを600円で売っていました。
今日のスーパーでは5本で1,080円で、ずいぶん値段の違いがありました。

今日は、孫の初節句で内祝いをお嫁さんのお里に届ける友人のために
1キロほど巻きました。



笹がなくなってしまったので、明日はこの友人と笹取りに出かけます。

楽しい日々は後2週間ほど続きます。