私的海潮音 英米詩訳選

数年ぶりにブログを再開いたします。主に英詩翻訳、ときどき雑感など。

蓮を喰うものたち 120~123行目

2011-07-06 08:54:41 | 英詩・訳の途中経過
The Lotos-Eaters Alfred Tennyson

[ll.120-123]

Or else the island princes over-hold
have eat our substance, and the minstrel sings
Before them of the ten year's war in Troy,
And our gread deeds, as half-fogotten things.


蓮を喰うものたち アルフレッド・テニスン

[120-123行目]

あるいは島の領主らが あつかましくもわれわれの
たくわえ喰らい その前で 竪琴弾きの
唄うだろう とつくにの われら十とせの戦いを
たけき祖らのおこないを とおい神代の唄として


 ※後ろの二行はやや意訳が過ぎるかもしれません。122行目「十とせ」は「ととせ」、123行目「祖ら」は「おやら」です。