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印南町長選告示、日裏(現職)湯川(新人)両氏の一騎打ち 〈2016年2月3日〉

2016年02月03日 08時30分00秒 | 記事

全身全霊で戦い抜くと2期目へ
決意を述べる日裏勝己候補

素晴らしい町を作っていきたいと
力強く第一声を放つ湯川候補


 任期満了(2月23日)に伴う印南町長選挙は2日に告示され、予想通り現職で再選をめざ日裏勝己氏(65)=皆瀬川、無所属=、新人で元町職員の湯川和幸氏(58)=印南原、無所属=の2人が立候補し選挙戦の火ぶたが切られ、両候補は選挙事務所前で第一声を放ち支持を訴えた。有権者の関心も高く、寒さを吹き飛ばす熱戦が繰り広げられそうだ。投票は7日に町内18カ所で行われ、即日開票される。2日現在の有権者数は7141人(男3321・女3820人)。

住みたい・続けたい町に
日裏勝己候補 

 事務所近くの印南八幡神社で必勝祈願し、選挙事務所前で出陣式を行い、中村泰介選挙事務長が「いよいよ絶対に負けられない戦いが始まる。4年間コツコツと地道な努力をしてきた結果、国や県との太いパイプもでき、やっと仕事ができる環境が整ってきた。是非とも2期目に向けて皆さんのお力で良い成績で当選させていただきたい」と呼びかけ、県町村会長の小出隆道上富田町長、冨安民浩、坂本登両県議、堀口晴生町議会議長も支援を訴えたほか、仁坂吉伸知事からの応援メッセージも紹介。
 支持者ら500人を前に日裏候補は「4年前皆さんのお力で押し上げていただき、4年間無我夢中で必死に頑張ってきた。印南町から一人の犠牲者も出さないとの強い信念の下、この4年間は避難道整備など防災対策に力を入れてきたが、今度は地方創生が叫ばれている中、住む場所の確保、子育てしやすい環境、産業の活気づけなどをしっかりやりながら『住みたい、住み続けたい』そんな町にしていきたい。10年、20年先に『本当にようやってくれた』と言ってもらえるような先を見据えた政策に取り組んでいきたい。全身全霊、必死になってこの戦いを勝ち抜く」と力強く決意を述べた。
 最後に藤本眞利子県議(和歌山市選出)の音頭でがんばろうコールを三唱し、気勢を上げたあと、街宣カーに乗り込み、町内の街宣に出発した。

対話の行政推進へ
湯川和幸候補 

 役場近くの事務所で出陣式を行い、支持者ら300人が集結。
 裏野尚男後援会長は「湯川君には35年間役場勤務で真っ正面から取り組んできた経験と実績がある。行政に民意を反映し、信頼を回復させ、何としても町に元気と自信を取り戻さなければならない。新人が現職に挑む厳しい戦いですが、勝たねばならない。新しいリーダーの誕生、湯川町政の実現へ力強いご支援をお願いします」とあいさつ。湯川候補は「元気のない町を何とかしたいと立候補しました。35年間、役場職員としてキャッチフレーズにある〝対話の行政〟をしてきました。住民と話しさらに突っ込んで対話してきた自信がある。その経験を生かし、対話の行政を進めることで町が一つになれる。信頼を得た行政、信頼される役場となり、何をするにもスムーズに進められると考えている」と力強く第一声。これまでの6つの公約に加え、7つ目として町長報酬の10%カットも約束し、「皆さんとひざを突き合わせた対話から〝自らが考えまちづくりを行う町〟を実行させていただきたい。素晴らしい町をつくっていきたい。5日間、精一杯頑張りますので、どうかご支援たまわり当選させてください」と訴えた。
 選対本部長の井上孝夫町議も支援を呼びかけ、小中学校の同級生、森哲良さんの音頭でがんばろうコールで拳を空に突き上げ、気勢を上げた。


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