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由良町長選まで2カ月、現職・畑中雅央氏だけが出馬表明 〈2016年2月18日〉

2016年02月18日 08時30分00秒 | 記事

3選めざす畑中雅央町長


 任期満了(5月18日)に伴う由良町長選挙(4月19日告示、24日投開票)の告示まで2カ月に迫った。現時点で出馬表明しているのは3選をめざす現職・畑中雅央氏(72)=当選2回・衣奈=唯一人。新人が出てくるのではと噂された時期もあったが、今のところ対抗馬の声は聞こえてこない。前回に続き無投票ムードが広がりつつある。
  
 現職畑中氏は平成20年5月に新人同士の一騎打ちを制して初当選。「ふるさとに誇りと活力を!」をスローガンに、健やかで生きがいをもって暮らせる町づくり▽安全で住みやすい町づくり▽人を育み思いやりの心を育てる町づくり▽人・もの・情報の行き交う町づくり▽個性と活力に溢れる地域産業づくり-の5つの重要施策に基づき取り組んだ。
 2期目は1期目の取り組みを継続し、防災対策、高齢者福祉や子育て支援などに力を入れた。3期目の公約は3月ごろに発表される見通しで、昨年10月に策定した由良町総合戦略に基づく施策に全力投球の構えだ。
 人口6000人台と減少に歯止めがかからない同町では地域活性化が必須の課題で、次世代を担う子どもたちに向けた施策として、古里に住み続けてもらえるよう「ふるさと教育」を提案する。地元企業の社員を中学校に迎えて出前講座を実施するなど企業の取り組みを伝えてもらうと同時に、平成27年度からスタートした町内企業が地元の文化活動を支える企業メセナの活動も知ってもらい、将来の進路につながればとの思いがある。
 子育て支援では、これまで実施してきた紙おむつ購入費助成など、予算をみながらサービスの拡充に努めたいという。観光面では広川、湯浅町など近隣町と連携し旅行会社に旅行プランを提案し集客アップをはかる。婚活支援、空き家対策にも取り組む考えだ。
 畑中町長は「1期目は(選挙)公約をやりつくした思いがあった。2期目も町民のニーズに応え、県道などの整備促進などに取り組み、やるべきことをやってきた。3期目はこれまでの施策を継続していくことになると思う。財源が限られているが、住民のニーズに応えていければ」と3選目を見据えている。同町の選挙人名簿登録者数(昨年12月1日現在)は5273人(男2502・女2771)。


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