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印南町長選挙戦終盤、両陣営とも支持拡大に懸命 〈2016年2月5日〉

2016年02月05日 08時30分00秒 | 記事



選挙運動も終盤を迎え支持拡大へ戦法を探る日裏(上)湯川両陣営


 印南町長選挙は終盤を迎え選挙運動も2日間を残すだけ。現職で再選をめざす日裏勝己氏(65)=皆瀬川、無所属=、新人で元町職員の湯川和幸氏(58)=印南原、無所属=の両候補は、街宣を中心に街頭演説のほか握手などスキンシップ作戦で支持拡大に懸命だ。両陣営とも当選ラインの3100票を目標に「1票でも上積みを」と、残る2日間は重点地区を絞ってローラー作戦をかけるなどし支持を訴える。両陣営に旧村単位5地区ごとの手応えなどを聞いた。

 日裏陣営 地元となる真妻地区は「前回は相手候補も出身地ということもあり支持拡大に苦労したが、今回は手応えは良く、前回以上のものがある」。切目川地区は「徐々に支持が広がっている。互角以上の戦いに持ち込めているのでは」。切目地区は、選挙事務長のお膝元、地元選出町議2人の全面支援などもあり、上滑りを警戒しながらも「当初から良いムードできている。前回以上の手応えを感じている」と、同地区で差を広げたい考えだ。
 稲原地区は、相手候補の地元ということもあり「苦戦を強いられているが、徐々に支持は広がりつつある。少しでも差を縮めたい」。印南地区は、前回支援する町議がいなかったが今回は2人が全面支援しており「ムードは悪くない。他地区に比べ浮動票が多く、どれだけ浮動票を取り込めるかだ」とし、前哨戦から重点地区に位置づけて支持拡大に努めており、中村泰介選挙事務長は「五分に持ち込めれば勝利が見えてくる」と必勝を期す。
 湯川陣営 稲原地区は、地元で推薦を受ける印南原区もあり「手応えは良い。さらに支持を広げたい」と負けられない地区で票の上積みに懸命だ。真妻地区は「相手候補の地元でもあり苦戦している」。切目川地区は「手応えは悪くない。何とか主導権を握りたい」。切目地区は「一番苦戦を強いられている」と劣勢を認めながらも「差を最小限にとどめたい」。「町職員で培った候補者の人脈、運動員の地縁、血縁を駆使するなどして切り崩していきたい」と真妻、切目川、切目の切目川筋の支持拡大に努めたいとする。
 印南地区は、推薦を受ける津井区が含まれ「ムードは悪くない。しがらみのない若年層世代も多く、将来に対する関心もある。期待してもらえるような政策的なものも訴えていきたい」と候補者の印南町の将来を考える熱い思いや政策面の浸透を図り、票の取り込みを狙う。勝負所でもあると見ており、勝利に導くために裏野尚男後援会長は「絶対に負けられない。草の根運動で頑張りたい」。


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