花束を手に当選を喜ぶ日裏氏と笑顔の幸代夫人、中村後援会長
任期満了(23日)に伴う印南町長選挙は7日に投票が行われ、即日開票の結果、1期目で築き上げた国や県との太いパイプを生かしながら「住みたい、住み続けたくなる」を実感できるまちづくりに全身全霊で取り組むと訴えた現職の日裏勝己氏(65)=皆瀬川、無所属=が3343票を獲得し、700票差をつけて新人で元町職員の湯川和幸氏(58)=印南原、無所属=を退け、再選を果たした。当日有権者数7138人(男2799・女3230)。投票者総数6029人で、うち有効投票5985、無効投票44。投票率は84・46%。
命がけで町政に取り組む
喜びにわく日裏氏事務所
現職に圧勝した初当選から4年、前回の得票(3934票)より減らしたが、700票差で2選目を飾った。午後9時に当選の一報が届くと事務所前の支援者から「やった!良かった」と歓声が起こり、幸代夫人とともに姿を現した日裏氏を大勢の支持者が取り囲んで喜びを分かち合い、日裏氏は「全身全霊、命がけで町政に取り組む」と2期目への決意を語った。
中村泰介後援会長は「立派な成績で当選させて頂いた。スタッフはじめ町議、何よりも支持者の皆さんのお陰。日裏丸が2期目の航海に出るが、右も左も分からなかった1期目だったが、2期目は腰を据えて印南町のために頑張ってくれる。皆さんの力で支えてほしい」と感謝した。
花束を受け取った日裏氏は「皆さんのお陰で無事に当選でき、ありがとうございます」と頭を下げたあと、「4年間は本当に無我夢中だった。イバラの道を手探りで歩きながら、必死に頑張ってきた。皆さんの温かい励ましの中で過ごさせて頂き、後半は安定した行政を進めることができた感じがする。震災がいつ起こるか分からない中、防災、安全安心に努めた取り組みが、少しは住民に安心して頂けたかとも思う」と1期目を振り返り、「2期目も住民目線の町づくり、印南に住み続けたいとの思いを実感できる町をつくっていきたい。皆さんと手をつなぎ、専門家の意見も聞きながら印南をつくっていきたい。一人ではすべてできない。職員と知恵を出し合い、住民の皆さんとともに2期目を務めたい。命がけで務めると約束申し上げます」と力強く語った。
2度目の選挙戦を振り返り「1期目の4年間に審判を下される選挙だった。すべてが正しかったとは言えないかもしれないが、間違ったことはしていないと町民の皆さんが判断して頂いた結果だと思う」と述べ、「相手候補も町を良くしたいという気持ちは同じ。町の融和を十分に考えて町政を運営したい」と話した。
2期目の公約については「大勢の人が印南に住んでもらえるよう、温かく迎えられるような環境作りを考えたソフト面を充実させていきたい」と話し、具体的には、若者が定住する場所の確保だけでなく、「年長児の保育料無料化」を早期に実現したい考えを示した。
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