選挙戦もきょう(6日)まで。勝利に向け支持を訴える
日裏(上)湯川両陣営
2日に告示された印南町長選挙は選挙運動もきょう6日限りとなった。現職で再選をめざす日裏勝己氏(65)=皆瀬川、無所属=と、新人で元町職員の湯川和幸氏(58)=印南原、無所属=が激しい戦いを繰り広げている。先行した日裏氏が逃げ切るか、猛追する湯川氏が交わすか、勝負の鍵は浮動票となりそうで、両陣営は最後の最後まで支持拡大に全力を挙げる。7日に投票が行われ即日開票される。
選挙戦も残り一日を残すだけとなり、日裏陣営は「手応えも良く、互角以上の戦いができていると思っている。さらに支持拡大に努め圧勝へと導きたい」。湯川陣営は「政策、人柄が浸透してきた。追い込みをかけ最後に一歩でも前に抜け出せるよう戦いたい」と両陣営とも必勝を期す。
旧村単位5地区別にみると、真妻地区は湯川陣営も支持を広げようと懸命だが、地元の日裏氏が地の利で支持を広げており優勢か。稲原地区は、日裏氏も現職ということで浸透してきているものの、地元の印南原区から推薦を受けるなど湯川氏が優勢のまま逃げ切りを図る。切目川地区は日裏、湯川両陣営とも主導権を握ろうと支持拡大に努めており、互角の戦いで最後まで予断を許さない。
切目地区は地元選出町議2人の支援、後援会長お膝元でもあり日裏氏が当初から優位に戦いを進めている。湯川陣営も地縁、血縁を駆使するなどして切り崩しを図り、差を最小限に止めたいところだ。
印南地区は有権者数が約2200人と全有権者の30%を占め、両陣営とも最重点地区と位置づけ支持を広げようと懸命だ。他地区に比べ多い浮動票を、どちらが取り込むかが勝負の鍵となりそう。
6日の最終日は日裏、湯川両陣営とも街宣車で町内全域を街宣、重点地区を回るなどして支持を訴え、選挙運動を締めくくる。日裏陣営は「気を緩めないよう1票でも上積みできるよう全力で戦いたい」。湯川陣営は「もうあと一歩のところまできている。追い抜くよう最後まで全力で頑張りたい」と意気込む。
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