2021年度県卓球選手権大会兼全農林杯全日本選手権大会県予選会は、このほど和歌山市の県立体育館で開き、小学6年生以下の「女子ホープスの部」で美浜クラブの西山光莉さん(和田小6年)が見事優勝。同クラブから松本和士君(南部小4年)が4年生以下の「男子カブの部」で準優勝し、2人は7月23日から25日まで神戸市で開催する全国大会の出場権を獲得した。
小学生30人が出場。各部門上位2人に与えられる全国大会の出場権をめざし熱戦を展開した。女子ホープスは6人が参加。3人ずつ2グループに分かれての予選リーグのあと、各グループ上位2人の計4人が決勝リーグで争った。西山さんは岩出SPC、ラブオールJrの選手をそれぞれ3-1、3-0で下し、予選リーグを2戦全勝の1位で通過。決勝リーグは初戦で岩出SPCの選手を3-1で破ると、続くタナベTTCの選手との一戦も3-0で快勝。予選で対戦している選手とは、予選の成績が持ち越されるため、西山さんは3勝全勝で優勝を飾った。
西山さんはシェイクハンドの攻撃型で武器とするドライブ、スマッシュでポイントを量産、変化サーブもよく決まった。決勝リーグ初戦で破った岩出SPCの選手はこれまで1度も勝てなかった相手。「バックはミスが多かったが、フォアが決まった」と大会を振り返り、初めての全国大会に「打てるボールは確実に返して1セット1セットを大切にしていきたい。できるだけ多く勝ちたい」と声をはずませた。
男子カブは5人がリーグ戦で争った。松本君は初戦で同じ美浜クラブの選手を3-1で下し、ラブオールJrの選手、わかやまTCの選手をともに3-0で破り3連勝。最終4戦目で岩出SPCの選手に2-3で惜しくも敗れ準優勝となった。松本君もシェイクハンドの攻撃型で安定した粘り強い卓球を展開し、ラリーからスマッシュでポイントを重ねた。「コーチ(左巴崇司)のアドバイス通り動けた」と笑顔を見せ、「初めてとなる全国大会では回り込んでスマッシュやドライブを決めたい。1つ勝ちたい」と話した。
伊藤克之監督は西山さんに「全国大会は一つの通過点。これを機にレベルアップしてほしい」、松本君に「全国大会でレベルの高い選手を刺激にして頑張ってほしい」と話した。
ほか美浜クラブの選手の成績は次の通り(決勝リーグ)。
【男子カブ】(3)松本宗士(南部4年)2勝2敗
【女子カブ】(3)三原苺夏(三百瀬4年)2勝2敗
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