平尾教育長(右)から諮問書を受ける大江委員長
印南町教育委員会は15日、中学校統合への議論に向け町立中学校適正規模検討委員会を設置し、町公民館で第1回会議を開き、平尾潔司教育長が「中学校適正規模について~未来ある子どもたちのよりよい教育環境、学習環境の在り方について」を審議事項に意見を求め諮問した。委員会は数回会議を開き、委員から意見を聞いた上で意見をまとめ教育長に答申する。
委員会は町議会、区長会、民生児童委員、教委評価委員、こども園、小・中学校の保護者、園長、校長の代表10人で構成。平尾教育長は委嘱状を委員代表に渡し「議論を通していただいた答申を基に教育委員会として議論を行い、これからの町立中学校の在り方を町長へ報告したいと考えている」とあいさつ。委員長に大江輝男氏(町教育委員会評価委員会委員長)、委員長代理に寺前剛氏(町区長連絡協議会長)を選出。大江委員長が「学校統合は大きな課題で町民の注目するところ。それぞれの立場を代表している委員の皆さんに忌憚のない意見をいただき一定の結論を出したい」と協力を呼びかけたあと、平尾教育長が大江委員長に諮問書を渡した。
議事に入り、平尾教育長が、昨年9月2日に日裏勝己町長に4校を1校に統合する方針を示した「中学校の適正規模に関する教育委員会の考え」と題した報告書の内容、4中学校区別に開いた説明会で出された意見などを紹介。委員からは統合に反対の意見はなかたったが、学校づくりなどについてもっと議論した中で答申すべきなど慎重な審議を求める意見もあった。
第2回会議は5月20日に開く。大江委員長は「数合わせではなく、子ども達にとってどういう教育環境が望ましい形なのかを考えながら議論し、3回程度で意見をまとめ答申できればと思っている」と話している。
委員長、同代理他の委員は次の皆さん。
前田憲男(町議会文教厚生常任委員長)西田太夫(町民生委員児童委員協議会長)塩路真隆(いなみこども園保護者会長)丸木秀信(小学校PTA会長)庄門孝浩(町PTA連絡協議会長)木村正直(いなみこども園長)金谷明夫(小学校校長会)久保井浩平(中学校校長会)。
その他の主なニュース
● 日高川町みやまの里藤棚ロード満開
● 美浜町 第2弾みはま応援商品券発送
● 日本スポーツマスターズゴルフ出場 長岡正博さん(日高川町)、山崎幸二さん(御坊市)県代表に
● 日高振興局 広報家4年目スタート