紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

美浜町子ども議会開会、松洋中生が一般質問 〈2018年11月17日〉

2018年11月17日 08時30分00秒 | 記事

緊張しながら一般質問をする中学生議員


森下町長の答弁を聞く中学生議員ら


 美浜町議会は15日、松洋中学校3年生58人を迎えて、子ども議会を開会。生徒らはクラスごと6班に分かれて、議員として一般質問をしたり、傍聴席からその様子を見学したりして町議会を体験した。

 開会に先立ち、髙野正議長は「町では、町長ただ一人が執行権を持っています。一般質問は、議員が提案や意見を言える唯一の機会。今日は何回までとは言いません、自由に何回も質問して、美浜町を住みやすく明るいやさしいまちにするよう頑張ってください」とあいさつ。
 森下誠史町長は「ようこそ、楽しみにしていました。今日の議会では、ふるさと美浜をさらにすばらしい町にするため、いろんな提案、提言をお願いします。近い将来、みなさん一人ひとりが持てる知識、知恵、行動力で、すてきな町をつくってくれるよう祈念します」と述べた。
 執行部がそれぞれ自己紹介した後、髙野議長の宣言を合図に開会。生徒らは「夏の体育の授業では、熱中症予防対策温湿度計の危険温度を超えていることがあります」との現状から、危険温度を超えたときの対応や体育館への冷房設置の予定を問うたり、「夏目電気などの公道につながる道が狭いので、見通しをよくしてほしい」と通学路の安全対策を提案したり、身近なテーマから一般質問。来年10月から消費税が10%に上がることから町の税金について聞いたり、南海トラフ巨大地震が近い将来起こるという予測から学校施設の耐震について尋ねたりもした。
 森下町長は質問一つひとつにていねいに答弁し、不審者対策では「自身の安全のため、暗く人通りの少ない道をできるだけ通らないよう心掛けて」、防災対策では「避難訓練に積極的に参加して、防災について学んでほしい」など、生徒らに呼びかけた。
 一般質問をした湯倉知也君は「いつもと違った雰囲気で緊張した」、古川陽菜さんは「質問席に立ったときは緊張したけど、しゃべっているうちに緊張がほぐれた。議場は思った以上に広くてきれい」と話していた。


その他の主なニュース

 18日、第17回本社杯ジュニアバレー大会

 印南小学校で児童、地元民ら餅つきや昔遊び楽しむ

 知事選、仁坂吉伸候補が管内入りし支援訴え

 日高附属中2年生が郷土料理「おかいさん」で食育


2018年10月 データバンク

2018年11月16日 10時37分53秒 | データバンク

1日
関電が停電情報共有で御坊市と協議、電話対応で社員派遣ヤクルト・山本哲哉投手(由良町出身、南部高)今季で引退日高町シルバー人材センターが空き家見回り事業開始

2日
日高地方の秋祭りトップ切り印南八幡神社祭御坊市議選に公明新人、芝田学氏が出馬表明

3日
美浜町三尾の3人が釣り中に海に転落した75歳男性を救助知事選立候補予定者説明会に現職、新人の2陣営が出席県が鳥獣害対策のわな猟の技術を学ぶ研修会を印南町で開催

5日
国体で井戸良君(日高高1年)が砲丸投で4位入賞御坊祭にぎわう日高看護学校で宣誓式、5期生40人が決意新た

6日
二階幹事長、吉川農相が台風被害調査で御坊市名田町を視察、支援を約束

8日
中学軟式野球「日高オールスターズ」選考会、17期生18人選ぶ

9日
秋季高校野球、南部が田辺を8-6で下し近畿大会出場決める

10日
御坊市ファミリー・サポート・センター1周年を祝う

11日
御坊市北塩屋パトロール隊に全国防犯功労団体表彰MOA中紀児童作品展で嶋田倫也君(志賀小)大藤愛叶さん(内原小)知事賞県美術展覧会日本画部門で小野千寿子さん(日高川町)最優秀賞

12日
新年2月執行の由良町議選に新人、岩崎清和氏が出馬表明

13日
危険業務従事者叙勲消防功労で玉置憲一氏(御坊市)受章南ふみさん(御坊市)が母子保健家族計画事業功労者厚生労働大臣表彰受賞

14日
西日本・日本拳法社会人選手権で入田和樹さん(日高川町)初優勝中学硬式野球協会関西連盟秋季大会で紀州由良リトルシニア8強、3年ぶり全国へ

17日
明るい選挙啓発ポスター県審査で北村真優さん(印南小)入選、中央審査へ

18日
全国障害者スポーツ大会で高山純代さん(日高川町)2種目で優勝

19日
御坊市展知事賞に深津猛夫(写真)浜砂五男(陶芸)伊藤光玲(書)西端諭利(日本画)松本三恵(洋画)各氏日高町教委が比井集落道改良工事で保護違反があったと発表し謝罪

20日
平成30年度御坊市文化賞に古久保恭一、原多美男両氏渡米し一大農業主となり故郷の日高町小浦区に1500万円を寄付した故・坂田久三郎氏の孫(米国)が小浦区を初訪問

21日
ねんりんピック健康麻雀交流大会の予選会で管内8人が県代表に

22日
灯台絵画コンテストで中津凛香さん(内原小4年)が国交相賞受賞

23日
県ジュニア美術展覧会で書・山本萌愛さん(松原小)、立体・芝峰崇斗君(塩屋小)優秀賞

24日
ライオンズクラブ平和ポスターコンクールで岡本君(清流小)杉本君(野口小)最優秀賞

25日
御坊市出身の富山凌雅投手(トヨタ自動車)がプロ野球ドラフトでオリックスに4位指名受ける由良町文化功労賞に由良女声合唱団

26日
全国障害者スポーツ大会で豊里睦さん(由良みのり園)が陸上2種で金メダル

27日
市民教養講座で大学教授の金田一秀穂氏が講演

28日
高専ロボコン近畿大会で和高専Bチームがアイデア賞受賞、全国大会へ

29日
南海トラフ巨大地震発生を想定し日高高校に臨時災害FM局開局

31日
「世界津波の日」2018高校生サミットin和歌山開幕、日高高から5人が参加


日高川町かわべ天文施設再活用に前進 〈2018年11月16日〉

2018年11月16日 08時30分00秒 | 記事

かわべ天文公園の望遠鏡(写真右)で惑星を観測する
千葉工大惑星探査研究センターの研究員
(14日夜)


 平成26年12月から利用を休止している日高川町和佐、かわべ天文公園の口径1メートル望遠鏡などの天文台施設を利用し、千葉工業大学の惑星探査研究センターが小惑星の地上観測を行っている。9月以降、3度目となる研究観測を実施している同センターの研究員は「1メートルの口径があり、惑星を高速追尾できる全国でも数少ない貴重な望遠鏡で貴重な施設。科学的にも利用価値の高い設備だと思う。引き続き利用して研究に活用できれば」と話すなど、利用協定を含めて今後の再活用に大きく前進している。

 同天文施設に関して、昨年12月の町議会一般質問で久留米啓史町長が千葉工大の惑星探査研究センターから、小惑星を観測する外部拠点施設として使用したいとの打診があったことを明らかにした。その後、同センターの研究員らが施設の下見などを行い、研究に利用するCCDカメラなどの観測装置を準備。惑星観測に適した時期になった9月から3回に分けて研究員数人が約1週間、かわべ天文公園に滞在し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のデスティニー・プラス計画に関連するふたご座流星群母体・小惑星フェイトンの地上観測のサポート研究などを実施している。
 同研究にあたる惑星探査研究センター研究員の吉田二美さんは「小惑星などを高速追尾できる高性能の望遠鏡。観望会での利用にとどまらず、科学的にも貴重なデータを生み出せる利用価値の高い設備だと思う。引き続き利用できれば」と、望遠鏡や利用環境などを高く評価した。同施設は、技術職員がゼロになった4年前から休止しているが、研究利用で同大学などが再活用し、研究成果が論文などで世界へ発信されれば、海外を含めた利用が促進する期待されている。
 久留米町長も昨年12月議会で「千葉工大の研究センターから、小惑星フェイントを観測する外部施設として使用できないかと打診があり、世界的な研究の一角を担うことになる。同大学との提携が整えば、研究成果が専門誌などでも天文公園が取り上げられ、世界に向けてインパクトがあると思う」と答弁し、同大学との利用協定を前向きに進めたい意向を示していた。


その他の主なニュース

 17、18日  日高町ふれあい祭、マジックショーや大型遊具設置

 20日、山東老年大学(中国)3年ぶり来坊

 県中学ソフトテニス、個人戦で日高勢7組が近畿へ

 17、18日 美浜町文化展 文協50周年、記念式典で祝う


日高町志賀保育所増改築工事が本格化 〈2018年11月15日〉

2018年11月15日 08時30分00秒 | 記事

 

本格的に工事が始まった志賀保育所


 日高町は志賀保育所の増改築へ向け、12月から建屋部分の本格的な工事に入る。若年層世帯が移住してきているなど人口増加傾向で園児数が増える見込みで、松本秀司町長も子育て支援策に力を入れており、同保育所でも2部屋分を増やし、1~5歳児が2クラスずつ編成できるようにしたい考え。来年2月に完了見込みにしており、来年度からの対応となる。

 同所は昭和55年1月、定員60人でオープンし、平成12年4月に増築して90人に増やし、17年にさらに増築して今の定員120人となったが、26年度ですでに定員を超える121人に。27年度は125人、28年度126人、29年度133人、30年度135人と年々増加し、30年度は140人となっている。
 定員の20%超まで受け入れが認められているが、人口増加に伴い、志賀保育所の園児数が増える見込みで、さらに手狭となることから計画。駐車場はすでに同所向いに整備しており、今の玄関近くの敷地内駐車場に保育室(43・74平方メートル)を2室分増やし、トイレなども含め141・75平方メートルを増築する。9月に工事請負契約を締結して着工し、11月に入って本格的な工事が始まっており、現在は新しく増築する場所に浄化槽が設けられているため、新設工事を進め、12月上旬には建屋に移る。総事業費は6421万6800円。
 現状はゼロ、3、5歳児が1部屋ずつ、1、2、4歳児が2部屋ずつ使っており、来年度の1~5歳児まででみると、保育室は2室ずつ使える計算となる。比井保育所の園児数が減少傾向で、町は志賀保育所への統合も視野に入れており、保育室を増やすことで将来的な対応にもなるとしている。


その他の主なニュース

 17日  メアリー・マリコ・ロースさん(二女)迎え和田勇氏顕彰イベント

 御坊税務署等納税表彰式 6人と1団体の功績たたえる

 15日から御坊市新庁舎基本計画案に対する意見公募

 第86回 独立美術協会展で阪本聡さん(御坊市)鳥海賞


御坊市が認知症の条例案提示、3月議会制定へ 〈2018年11月14日〉

2018年11月14日 08時30分00秒 | 記事

ワーキング会議に条例骨子案を提示


 認知症本人の視点に立った条例制定をめざす御坊市の第3回ワーキングチーム会議が13日、市役所で開かれ、市当局が条例骨子案を提示した。市は「認知症と共に生きる希望宣言」と位置づけ、骨子案は「認知症の人が自分らしく生きることができ、誰もが暮らしやすいまちを実現する」ことを目的に基本理念や市の責務、当事者、市民の役割などを明記。当事者ら委員の意見を参考に修正を加え、来年3月議会に提案し、4月施行をめざす。

 全国では予防などに視点を置いた条例が制定されているが、本人視点に立った条例は珍しい。御坊発「本人視点」条例をつくるため、若年性認知症当事者で日本認知症本人ワーキンググループ共同代表を務める藤田和子さん=鳥取市=、認知症研究の第一人者で認知症介護研究・研修東京センター研究部長の永田久美子さん、市内認知症サポート医の中島彰一氏=中島医院=をはじめ、市内や大阪の認知症当事者と家族ら14人が委員を務め、さまざまな意見を聞いてきた。
 これまでの意見を参考に市当局で骨子案をつくり、この日の会議に提示。基本理念は(1)認知症になっても尊厳が保持され、希望を持って自分らしい暮らしができる(2)認知症の人ができることを制限せず、その人の意思が尊重され、いつまでも新たなことに挑戦できる(3)認知症の人やその家族及び市民のそれぞれが活躍し、誰もがより良い暮らしができる-と明記した。
 市の責務は、認知症を重要課題として位置づけ、関係機関と連携し、認知症の人が安心して暮らし続けられるまちづくりのための施策を講じる。施策の実施に当たっては認知症の人の意見を聴き、認知症とその家族の視点に立った施策を実施する▽市民の役割は、認知症に関する理解を深め、自分らしくより良い暮らしができるための備えをしておくよう努める。認知症の人が社会参加できるよう配慮する。
 認知症の人の役割は、まちが暮らしやすいか確認し、より良い暮らしを実現するため、市や関係機関に提案する▽関係機関の役割は、認知症の早期診断のための連携を図り、診断直後から認知症の人とその家族が安心して暮らしができるよう必要な支援を行う▽事業者の役割は、認知症の人が安心して従業できるよう個々の特性に応じた必要な配慮に努める。認知症に関する知識を深めるため、従業員に対して必要な教育を実施するよう努める。
 この日出された意見を参考に文言等を修正し、年明けにも最終案をとりまとめる。田中孝典・介護福祉課長は「認知症の人、家族の方みんなの思いを凝縮した至極の条例にしたい。認知症と共に生きる希望宣言として条例を制定し、市民の皆さんに広め、市全体で共有したい。条例は必要に応じて見直しを行いながら進化させたい」と話した。


その他の主なニュース

 18日 印南町かえるのフェスティバル、多彩な催し

御坊市の上富安鶴亀クラブがわら草履としめ縄作り

 県知事選で畑中正好候補、初の管内入り

 韓国大使館、黄参事官らが美浜町の高台津波避難場所を視察


由良町でねんりんピックリハーサル大会のウオークラリー開催 〈2018年11月13日〉

2018年11月13日 08時30分00秒 | 記事

拍手に送られ、スタートする選手の皆さん


 ねんりんピック紀の国わかやま2019由良町ウオークラリー大会リハーサル大会は11日、同町で開催し日高地方から35チームが出場。絶好の秋晴れに恵まれ、各チームともコマ図を見ながら、途中、クイズやゲームをクリアしゴールを目指した。

 来年11月のねんりんピックに向けたリハーサル大会で、大会本部が設置された由良中学校をスタート・ゴールに開催。チーム対抗戦で、きのくに・くろしおの2コースに分かれて実施した。
 開会式で大会長の畑中雅央町長がねんりんピックの趣旨を紹介し「今回はリハーサル大会であり、高齢者の方、子供たちそれぞれがチームを作って参加頂いており、それぞれ力を合わせて大会を楽しんで頂けたら。今日は天気にも恵まれています。思い出に残るウオークラリー大会になることを願っています」とあいさつ、顧問の山名実町議会議長も歓迎した。
 競技委員長の浜出將俊さんがルールを説明、両コースとも1番から順にスタート。競技は時間点と課題得点の合計点を競うもので、参加者はクイズや問題、輪投げ、お手玉、ゲート・インなどのゲーム、観察ゾーンを通過、チームメートと協力して課題をクリアしゴール。
 会場にはおもてなしコーナーを設置し選手らに豚汁やおにぎりを振る舞い、ゆらみかん普及会や摂南大学による試作品のモニタリングも行われた。
 各コースとも上位3位まで表彰し、合計得点が最も高かったU.S.I(きのくにコース)、がんばれ故郷チーム(くろしおコース)が優勝。最高齢賞はファミリーチームで出場した大畑績さん(87)=日高町志賀=が受賞し「今回初めて出場しました。ウオークラリー大会楽しかったです」と話した。その他の入賞チームは次の通り。
【くろしおコース】(2)黒柳チーム(3)ゆらっこ。
【きのくにコース】(2)ファミリーズ(3)由良町ジュニアリーダークラブA。


その他の主なニュース

 盆の思い出絵画コンクールで鈴木はなさん(御坊中)優秀賞

 第2回日高川フォレスト祭にぎわう

● 近畿少年剣道錬成大会、鳥居俊介君(早蘇中)力強く宣誓

 マスターズ甲子園で日高中津が聖地のプレーに感慨


広域観光振興協「ひだかの旅時季」入選に6作品 〈2018年11月11日〉

2018年11月12日 08時30分00秒 | 記事

1位のワンダフルナイト


 日高広域観光振興協議会(会長・金崎昭仁日高町観光協会長)が、今年5月1日から9月30日まで公募したフォトコンテスト上半期の入選6作品が決まった。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のインスタグラムを使い「ひだかの旅時季(たびどき)」をテーマに上半期、下半期に分けて四季折々の自然、景観、食、観光施設等の写真を投稿してもらい、入賞計12作品を選び、日高振興局ホームページのトップページに掲載するなど日高地方の魅力を全国に情報発信する。

 日高地方の魅力を情報発信する新たな広報ツールとしてインスタグラムを活用。同協議会でアカウントを作成し「hidakasanpo」(ひだかさんぽ)のユーザーネームで昨年5月から写真投稿を開始。これにあわせてフォトコンテストを行い、29年度は8月から12月末までに401枚の応募があり、入選12作品を決めた。30年度は四季折々の作品を投稿してもらおうと、期間を5月1日から来年2月28日までの10カ月間に延長した。
 5~9月を上半期、10~2月を下半期とし、それぞれ審査を行い、6点ずつ計12点の入選作品を選定。期間中、協賛事業所から提供された品物をプレゼントするキャンペーンを随時実施しているほか、観光施設や飲食店、道の駅、温泉など50個所にチラシを置くなどPRに力を入れ、上半期の応募数は1484枚と昨年度の3・7倍に増えた。
 10月18日に協議会員で一次審査を行い、1484枚から55点に絞り、25日に金崎会長、三浦源吾日高振興局長、日高高校わかやまクラフトの男女高校生2人の計4人で二次審査を行い、入選6作品を選んだ。4人が気に入った写真を6枚ずつ選び、ポイントを合計した得点で順位も決めた。入選者には今月下旬に日高地方の特産品(5000円程度)を発送する。引き続き、下半期の作品を募集している。上半期入選者は次の皆さん。
 1位=前田哲也(田辺市)ワンダフルナイト(撮影場所・日高川町寒川)▽2位=平井俊哉(御坊市)紀州鉄道線路▽3位=馬込務(日高町)紀州鉄道車内▽4位=氏名非公表(由良町)興国寺の火祭り▽5位=氏名、住所非公表。紀州鉄道西御坊駅▽6位=長瀬一也(みなべ町)みなべ町清川。


その他の主なニュース

 マスターズ甲子園、日高中津OBが感動の入場行進

 巨大地震を想定し御坊市消防団ら訓練

 第66回近畿剣道大会で松洋A堂々の優勝

 防犯、少年補導功労 尾﨑雅信、石倉忠明、小恒道洋3氏に表彰伝達


23日 御坊市薗地区で防災フェス開催 〈2018年11月10日〉

2018年11月10日 08時30分00秒 | 記事

薗防災フェスのちらし


 近い将来に高い確率で発生するとされる南海トラフ地震に備えて御坊市薗地区で23日、地域住民主導の防災訓練「薗防災フェス」が行われる。薗自治連合会自主防災会の主催で警察や消防、陸上自衛隊など多くの関係機関が協力し、大地震、津波発生を想定した津波避難タワーへの避難訓練をはじめ、各種体験や研修会など実施。スタンプラリーで楽しみながら防災意識を高め、「共助」を深めて命を守る充実した訓練内容とした。地区の防災テーマ「一人の犠牲者も出さない」の実現へ住民が一体となってさらなる防災強化を図る。

 地区では2006年の自主防災組織発足と、11年3月の東日本大震災をきっかけに「一人の犠牲者も出さない」をテーマに防災への取り組みを強化。避難タワーの建設や、地域全体で訓練を行うなどソフトハード両面で努めている。特にソフト面では、14年に震度5強の強い揺れに襲われ40棟以上の家屋が全半壊しながら住民の迅速な安否確認と救助活動によって死者ゼロに抑えた長野県白馬村の「白馬の奇跡」をモデルに共助に重点。大災害に備えて共助の力を高めるため、遠足など各種催しを多数実施し住民が交流と親睦を深める機会を提供、住民間のコミュニケーションと連携を強めている。昨年3月にはタワーを活用した大規模な避難訓練を実施し、住民300人が防災意識を高めた。
 今回はより多くの人に参加してもらおうと「フェス」というネーミングで実施。市役所や御坊警察署、陸上自衛隊和歌山駐屯所、市消防本部、市消防団、県危機管理局などが協力する。避難訓練は地震・津波発生による最悪の事態を想定し、午前8時30分の放送で住民が一斉に各家庭から高さ11メートルのタワーに避難。現地では災害対策本部を設置し情報、避難誘導、救出・救護、消火、給食・給水の5班が本番さながらに活動し、住民の避難をサポートする。住民はスタンプラリーの用紙にタワー到着までの要した時間を記することで避難時間を確認する。
 薗会館周辺での体験コーナーは消火器使用や心肺蘇生法、バケツリレーによる消火訓練、炊き出し訓練、起震車を使っての地震体験など盛りだくさんの内容。炊き出しは無料で振る舞い、自身の健康状態や運動神経を把握してもらうための健康ブースも設ける。避難訓練と体験コーナー両方の参加者にはスタンプラリーで先着200人に非常食「携帯おにぎり」をプレゼント。防災ヘルメットも無償配布する。
 防災研修会は地震・津波について学ぶことができ、展示・体験コーナーでは防災・減災の知識を高められる。防災会の酒本和彦本部長は「地区では〝一人の犠牲者も出さない〟を合言葉に防災に取り組んでいる。いざというときのために、地区内外問わず多くの皆さんに参加してもらえれば」と話している。

犠牲者ゼロ実現の訓練に

 薗自治連合会自主防災会では、このほど薗防災フェスに向けての準備委員会を薗会館で開いた。
 主催の防災会をはじめ、消防、警察、県、市、自衛隊など協力機関から約20人が参加。酒本本部長は「多くの住民の皆さんが、訓練に親しめるようフェスという形で開催します。必ず起こる南海トラフ地震に備えて、住民の皆さん一人ひとりが自助、共助の準備をして、防災意識を高めてもらうための意義のある訓練。多くの皆さんに参加していただく訓練にしよう」とあいさつ。このあとタワーへの避難訓練をはじめ、消火器や炊き出しの訓練、減災教室、健康コーナーなど各種体験コーナーの準備や役割、スケジュールなどについて協議、確認した。


その他の主なニュース

 18日 煙樹ケ浜でフリマ、バンド演奏も

 少年サッカー日高ブロックでサザンクロス優勝

 由良町で観光PR ゴルフコンペ開催

 岐阜県七宗町議会が日高町視察


知事選告示、仁坂吉伸氏(現職)畑中正好氏(新人)一騎打ち 〈2018年11月9日〉

2018年11月09日 08時30分00秒 | 記事

 

4選へ支援を訴える仁坂候補

カジノ断固反対を訴える畑中候補


 任期満了(12月16日)に伴う知事選は8日に告示され、4選をめざす現職の仁坂吉伸氏(68)=和歌山市、自民党県連・公明党県本部・国民民主党県連・社民党県連推薦=と、新人で市民団体役員の畑中正好氏(66)=田辺市、共産党推薦=の2人が立候補し、和歌山市内の選挙事務所前などで第一声を放った。4年前と同じ顔ぶれで、人口減対策やカジノを含む総合型リゾート施設(IR)誘致などが争点になりそう。投開票は25日。7日現在の県内有権者数は82万3112人(男38万4886・女43万8226)。

さらなる県政発展へ全力
仁坂吉伸候補

 和歌山市小松原通、県庁近くの事務所で出陣式を行い、支持者ら500人が集まった。選挙対策本部長の中村愼司紀の川市長が「皆さんの熱気あふれる温かいご支援で投票率を上げて、この12年間頑張ってきた仁坂候補が選挙戦を圧倒、圧勝できるよう心からお願いします」とあいさつ。自民党・門博文代議士、国民民主党・岸本周平代議士、公明党県本部代表の多田純一県議、社会民主党県連の東山昭久氏、井出益弘県議、県市長会長・望月良男有田市長、県町村会長・寺本光嘉紀美野町長、連合和歌山の池田祐輔代表が激励の言葉を述べた。仁坂候補は「選挙戦で県民の皆さんに審判をいただき、知事として頑張っていきたいと心から思っている」と第一声。これまでの3期12年間に「和歌山は多くの皆さんの協力、応援のおかげで発展の条件が整った。高速道路をはじめとするネットワークの整備や少子高齢化対策、教育などの制度もでき、施設や大学など新しいものもできた。知事として引っ張ってきた県政は、県民の皆さんが教え育てていただき、ともに作ったもの」と述べ、「県民の皆さんとともにどんどん発展していきたい」と力を込めた。「皆さんが作り上げた県政への思いに全力で応えたい。選挙戦、頑張りますので皆さんよろしくお願い致します」と訴えた。最後に全員でガンバローコールで拳を青空に突き上げ、勝利へ士気を高めた。

「和歌山にカジノ作らない」
畑中正好候補

 午前8時40分から和歌山市内の和歌山城公園前で出発式を行い、支援者90人を前に、ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会の武内正次代表委員が「現職知事はカジノ誘致に躍起になっていますが、もっと他にすることがあるでのは。畑中さんはカジノより暮らし、子育て、医療・介護と訴え全県を回ってきました。県民の目線で県政を進める、そんな和歌山県をつくっていこうではありませんか」とあいさつ、日本共産党県委員会常任委員の前久氏も「和歌山にカジノはいらない、県民に寄り添い温かい県政をと訴えて立候補した畑中さんを、皆さんのお力で県知事に押し上げてください」と激励した。
 拍手を受け街宣車の上に立った畑中候補は「この度の選挙の最大の争点はカジノ問題です。カジノを進める県政か、ストップさせる県政を誕生させるのか、その選択です。カジノは人の懐から金を巻き上げ、県民を不幸にするとともに地域経済を衰退させます。百害あって一利もないカジノ。県民を不幸にしないためにも和歌山にカジノは断固作りません」と強調。
 また、中小企業の支援、農林水産予算の増加、医療と福祉の充実、子育て支援、防災対策などにも取り組む考えを示し「県政が変われば国を変えることにつながります。県民、地域、生活に困っている人に寄り添う県政にしていきます。あなたのご一票、力を与えて下さい」と支援を訴えた。


その他の主なニュース

 18日 本社杯ジュニアバレー大会、選手宣誓は赤松采花さん(日高中津)

 日高川町中学生税の標語入選者決まる  3人に会長賞

 御坊市が新庁舎建設基本計画案を提示、総事業費59億円

 御坊市消防本部が119番の正しい利用方法を呼びかけ


知事選8日告示、仁坂吉伸氏(現職)畑中正好氏(新人)一騎打ちへ 〈2018年11月8日〉

2018年11月08日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(12月16日)に伴う知事選は、きょう8日に告示され、25日投開票まで17日間の選挙戦に突入する。4選をめざす現職の仁坂吉伸氏(68)=和歌山市、自民党県連・公明党県本部・国民民主党県連・社民党県連推薦=と、新人で市民オンブズマンわかやま事務局長の畑中正好氏(66)=田辺市、共産党推薦=の2人が立候補を予定。4年前と同じ顔ぶれによる一騎打ちが確実。人口減対策やカジノを含む総合型リゾート施設(IR)誘致などが争点になりそう。

 仁坂陣営 午前7時から必勝祈願祭を行い、8時30分から和歌山市小松原通り1丁目2の1の事務所で出陣式を行い、県選出の与野党国会議員や県議、市町村長らが激励し、仁坂氏が第一声を放つ。その後、和歌山市や岩出市、紀の川市などを街宣。日高地方には16日、20日に入り、街頭演説や個人演説会を行う。
 自民、公明など主要与野党をはじめ県議、市町村長、市町村議、各種団体など幅広い支援を受けて圧勝をめざす。仁坂氏は3期12年間の実績や経験をアピールしながら「和歌山をさらに元気にするため、一層力を奮い立たせて頑張りたい」と決意を示している。陣営では「油断せず支持を広げたい」と、無党派層への支持拡大や棄権防止などに全力を挙げる。
 畑中陣営 午前8時40分から和歌山城公園付近で、ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会の武内正次代表、和歌山民主商工会・寺岡則行事務局長、共産党常任委員の前久氏らを迎え、第一声を放つ。
 畑中氏は法律事務所での勤務経験から、ギャンブル依存に陥り借金地獄や家庭崩壊した人に会い、カジノの街にしないと強く決意。今回の選挙では、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致反対を争点に、子ども医療費や学校給食費無料・中小企業を応援し正社員を増やすなど子育て世代や若者の支援する人口減少対策なども掲げ支援を訴える。


その他の主なニュース

 御坊市でスターチスの出荷本格化

 9日から秋の全国火災予防運動、管内で消火訓練や防火パレード

日高川町川辺西小学校児童と友愛クラブがグラウンドゴルフで交流

 第4回いなみまめダムマラソンで佐々木優、駿一姉弟が部門3連覇