かつてWRC最強だった自動車メーカー、ランチアがクライスラーに吸収され、そのブランドが消滅してしまう様です。
http://response.jp/article/2009/12/11/133709.html
以下、上記ウェブサイトより引用
フィアットグループが2011年から欧州の主要市場で「ランチア」ブランドを廃止する可能性が浮上した。イタリアの経済紙『ミラノ・フィナンツァ』が4日、関係者の話として報じたもの。
それによると既存のランチア車は、今年6月にフィアットが正式提携したクライスラーグループの「クライスラー」ブランドで販売される見込みだ。
ランチアとクライスラー両ブランドを巡っては、すでにフィアットグループのセルジオ・マルキオンネCEOが、両ブランドをグループ内の同部門で扱うことを示唆していた。それに伴い、傘下のランチア・オートモビルズのオリヴィエ・フランソワCEOを、クライスラー・ブランドの責任者にも任命していた。
ランチアは1906年、僅か25歳でフィアットから独立したヴィンチェンツォ・ランチア(1881 - 1937年)が設立した自動車工場に遡る。戦後は高品質な自動車造りで知られたが経営的に安定せず、1956年に経営は建材業のペゼンティ家に委ねられ、やがて1969年にはフィアットによって買収された。
もし今回の報道どおりになれば、欧州におけるランチアは、105年でそのブランドの歴史を閉じることになる。欧州地域以外でのランチア・ブランドの扱いについては、現在のところ不明である。
1960年代にランチア車に乗っていたという60代のイタリア人男性は、筆者のインタビューに対し、「昔、ランチアのオーナーは、大衆車であるフィアットのユーザーとは違う、ワンクラス上の人として見られたもの。しかし近年のランチアは、事実上フィアットと同じで、興味が薄かった」と語った。
また、「育った家に『フルヴィア』、『フラヴィア』といったランチア車があった」という60代のイタリア人女性は、「他の分野で起きているのと同様、またひとつイタリアの優秀なブランドが消えてゆくのは残念」と話した。
ストラトスとかラリー037とか、一度でいいから運転してみたいものです。 個人的には、いつかランチアブランドが復活してくれる事を祈っています。