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本気ですか

2009年12月16日 | 日記

上の方から、来年の予算は残業ゼロにせよとの指示が降りてきた。有給休暇も1年に12日以上取得せよと言ってきた。人員の補充は当然無い。

このような状況の中で、残業ゼロと有給取得年間12日を達成できる職場は、どんな職場なのか、少し考えてみた。

それは全員が1ヶ月休まず出勤すると、仕事量が定時間割れしてしまう職場だ。また、誰かが有給を取得した場合、その担当者の仕事を休みの間放っておけるか、他の担当者が定時間内で肩代わりできる職場だ。

「フレックスタイムを活用して、労働時間を削減しろ」なんて如何にも「制度を作ってやったぞ」なんて上から目線で指示が飛んでくるが、従業員一人当たりの仕事量が減らなければ、フレックス制度なんか作っても労働時間は減りはしない。

経営陣は、従業員の仕事を定時間割れさせて、その時間調整で有給を取得するようになれば、会社が高収益企業になると本気で考えているのだろうか。

「人員は増やさない、仕事の量は減らさない、各部署の知恵と工夫で残業ゼロと有給休暇取得数年間12日を達成せよ」

仕事の量なんてものは基本的に減らないから、それに掛かる時間を減らそうと思ったら、仕事の質を落とす事になる。

目先の小銭をケチって、大金を失ってしまう事になるんじゃないのか。

達成したら会社の業績が好転して利益が出るのか?。利益が出なかったら責任取ってくれるんだろうな。

まあ、実際は、責任感の有る前線部隊の従業員が、自分の人事評価が下がる事を厭わず、残業や休日出勤でやるべき業務を遂行する事になるだろうが。

えらい人の指示や言う事をそっくりそのまま100%実行したら、会社なんて3ヶ月で潰れてしまうで。

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