北海道ツーリング6日目。今日は7月19日。とそろそろ今日が何日か確認しておかないと、帰りのフェリーを逃してしまう恐れが有ります。
明日の夜10時までに苫小牧東港に行けば、無事に自宅まで帰れるのです。
さて、6日目はちょっと寝坊して、目が覚めたら4時でした。天気は雨のような霧のような微妙な雰囲気です。昨夜は管理人のおっちゃんの計らいで、炊事場の屋根の下にテントを設営していたので、撤収は楽チンでした。
今日は羅臼側から知床横断道路に入り、峠を下ってウトロの町で知床観光船に乗って、知床岬を見物する予定なのです。天気はビミョーにビミョーなんですが、取り合えず行くだけ行ってみます。
合羽を着るか着ないか悩みましたが、取り合えずノーカッパでスタートし、ヌグフルキルヤムの法則に嵌ってしまいました。
国道391号を北上し、道道805号から1115号に入った頃、雨足が強くなって来たので、バイクを停めて合羽を着込みました。バイクを止めた目の前の家の飼い犬にずっと吠え続けられて、ブルーな気分が盛り上がったのを覚えています。
道道1115号から道道827号を西に進み、国道244号斜里国道を進み、道道1145号で鹿の飛び出しを華麗に交わして、海沿いの国道335号を羅臼に向かって北上して行きます。
この頃には雨も上がって、知床横断道路の手前では、青空となりました。
そこで私は合羽を脱いでたたんでケースにしまって、バイクを運転しやすい服装で、知床横断道路を駆け上がって行ったのです。
でも、なぜかすれ違うライダーは皆合羽を着ています。嫌な予感がしてきたのですが、急な上り坂のワインディングでバイクを止めるわけにもいかず、走り続けていると、案の定、空が灰色になって降ってきました。
仕方がないのでそのまま知床峠の駐車場まで行ったのですが...
風と雨と霧で寒いのなんの。羅臼岳は微塵も見えません。
こんな環境で休憩していても仕方ないので、峠を下って、道の駅うとろ・シリエトクまでいってみました。
大方の予想通り、観光船は...
欠航です。明日もう一度来てもいいけど、夜にはフェリー乗り場に着かなきゃならないし、フル高速で帰るのも味気ないし...来年の楽しみに置いとく事にしました。
それにしても知床は寒い。最高気温の予想が13℃です。ここにいてもすること無いので、携帯で天気予報を調べると、帯広方面はいい天気のようです。
ナイタイ高原牧場にでもいってみるか。
時刻は10時、道のりは160km。のんびり走っても4時間後には着きそうです。
斜里から国道334号を西進し、美幌から国道240号を南下して津別を過ぎて陸別に入った頃から、青空が見えてきました。
足寄の道の駅で休憩して、間もなくナイタイ高原牧場に到着しました。快晴です。すごくいい天気です。
実はここは3年前の2009年、霧と雨の中訪れて、リベンジポイントとなっていたのです。
2009年の写真その1。
2009年の写真その2。
では、今年2012年の写真その1。
2012年の写真その2。
見事にリベンジを達成です。天候は自分でコントロールできるものではないので、いい日に当たると感動もひとしおです。
ここで、宗谷岬の駐輪場でとなりにいてたライダーと再開したのですが、私が「知床は寒かった」と言うと、「オンネトーは9℃だったよ」と教えてくれました。北海道恐るべしです。
ここまで来て時刻は2時過ぎ。遅めの昼食を摂って、この先のルートを考えました。
取り合えず、明日は然別湖方面に行きたいから、今日のうちにタウシュベツと三国峠を見て、糠平まで引き返して宿泊する事にしました。
これから国道273号を走るのですが、この道は上士幌から、層雲峡を越えるまで100km以上の区間ガソリンスタンドが無いので、街を出るまでに忘れずに給油を済ませておかなければなりません。内地では、国道を走って100km以上ガソリンスタンドが無いなんて、考えられないですよね。
国道273号を北上し、ぬかびら温泉郷を過ぎて10km余り走ると、タウシュベツ橋梁を臨む展望台に着きます。
なんとか橋梁の一部を見ることができました。2009年から3回目のチャレンジで初めて橋梁を見ることができました。良かったです。
でも、この展望台に来るまでの遊歩道は、本当に熊が出そうでドキドキします。
ここから更に北上すると、北海道最高所の三国峠です。
どうやって建設したんでしょうね。建設してるところを見たかったです。
ここまで見物したら、今日の予定は終了です。糠平温泉まで戻って、3年前にも泊まったライダーハウスに宿泊する事にします。
ここでは、大阪から来たライダー2人と相部屋になりました。なんでも、このお二人は、課は違うけど、同じ会社の同じ職場で、ツーリングは翌日の宿泊地だけ打ち合わせて決めて、昼間はそれぞれソロで好きなところを走ってると言ってました。そんなツーリングも面白いかもしれませんね。
北海道最後の夜が老けていきます。明日の夜はフェリーに乗って現実世界に帰らなければなりません。
実はまだ、然別湖の次にどこに向かうか決めてないんです。
まあいいか。
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