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自動車の自動運転

2016年05月29日 | クルマ
自動車が自動運転になると、文字通り「自動車」になってしまうと思ってしまう今日この頃ですが…

もし、自動運転車が普及し出すとどうなるでしょうか。

まず、大きく運転免許制度が変わるでしょうね。

「自動運転車限定免許」なんかができて、自分では運転できないドライバーが生み出されて、ドライバーは運転するのではなく、車に乗って目的地を入力するだけとか。

運転者は不測の事態に対応できるよう、「ハンドルやブレーキをいつでも操作できるように構えておけ」なんて決めごとを作っても、そんな事人間の行動特性からして不可能です。

「不測の事態」が1分に1回くらいあればそうでもないでしょうが、数百時間に1回レベルの不測の事態の時に間髪いれず人間が運転を取って替わるなんてできると思いますか?

ドライバーが居眠りしたり、スマホ操作に夢中になったり、全く不測の事態に備えなくなるのは目に見えています。

「車の運転は嫌いだ。それは、運転中は本も新聞も読めないし、勉強も仕事もできない。休憩にもならない。時間の無駄そのものである。」なんて意見の人もいるでしょう。

それから、自動車は地域のコミュニティ単位で調達ストックして、需要の有る時だけ自動運転車を稼働させれば事足りるようになります。

だいたい、自家用車なんてどんなに頑張っても、1日24時間の内半分以上は車庫で眠ってるんだから、効率よくシェアすれば、自家用車の台数は半分以下で足りてしまいます。

車を使う側は、家族で荷物をたくさん積んで帰省する時は大きい車を呼び出して使用し、子供の送り迎えの時は小さい車を選んで使う、なんて便利に利用できます。

車に興味や愛着は無い、運転する楽しみなんて考えた事も無い人が大量生産され、いつでも好きな時に用途に合った車を呼び出して使用できる環境が整えば、自動車の販売台数は劇的に減少してしまうでしょう。

自動運転技術は、自動車メーカーにとって、恐ろしい両刃の剣になりそうな気がします。
コメント (2)
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