9月も半ばを過ぎ季節の変化を実感する頃だが、たしかに日の出が遅く
なり、秋の日はつるべ落としと言われるように日の没む時間はどんどん
早くなってきている。
収穫の秋を迎えてふるさと新潟の実家では稲刈りの最盛期で、越後平野
一面に広がる黄金色にたわわに実った稲穂と、たたみを引きつめた様な
広大な田園風景は、心の原風景となって刻まれている。
子供の頃は学校から帰ると、毎日夜まで農作業の手伝いで田んぼに行き
稲の運搬やハサ掛け、落穂ひろいなどをやらされて子供心にもこの季節は
辛く、早く稲刈りが終わって農閑期にならないかと待遠しかったものである。
もうすぐ秋のお彼岸、小さい秋見つけたの言葉通り、柿の実が色付き始め
彼岸花も咲き出した。
「彼岸花」
「ハナトラノオ」