3月も末となり、一気に初夏並みの暖かさとなった庭先に咲く
ムラサキハナナに、花の蜜を求めて今季初めて大きなクマバチ
が飛んできた。
花の周りを小さな翅でホバリングしている姿を見ると、クマバチは
あのずんぐりした大きな体型に小さな翅で何で飛べるのだろうか?
と、ずっと疑問に思っていた。
そう思っていたのは別に私だけではなかったようで・・・
クマバチは、
「航空力学的に、飛べるはずのない形なのに何故か?飛べている」
とされ、長年その飛行方法は大きな謎だったそうです。
そんなことから「彼らは、飛べると信じているから飛べるのだ!」
などと言う、まことしやかな説が科学者の間でも大真面目に論じら
れていたのだそうです。。(^_^;)
現在では、レイノルズ数という空気の持つ粘度に関する法則の発見
と、クマバチが翅を全速で動かすホバリングによって飛行できるの
だと説明されているようです。
小さな蜂などの生き物にとって、空気は人間が感じる以上に粘っこ
い性質の物質らしく、丁度人間が水に対して持つ粘度と同じような
性質で浮いていられるように、空中を飛行できるのですね!
ムラサキハナナで扱蜜するクマバチ。
クマバチは一見すると体が大きく怖そうですが・・・
元来温厚な性格で、クマバチの方から人間を攻撃
することは少ないと言われている。
こんなに近づいて撮っても大丈夫怖くない!。
よく見るとけっこう可愛いかもネ!。(笑)
この暖かさで庭先に一斉に現れたビロウドツリアブも、
モフモフでコロッとした可愛い姿で飛び回っていた。
ムラサキハナナで扱蜜するビロウドツリアブ。
こちらは蜂ではなくアブなので刺される事は無い。