偏西風に乗りそびれて、いつまでも列島に居座る台風10号の影響で、天候は
不安定で空が一転俄かにかき曇って激しい雨が降ったりして安心できない。
今日8月31日は立春から数えて二百十日です。
二百十日は雑節の一つで、この時期は二百二十日とともに台風の襲来などが
多く、天候が悪くなり農家の三大厄日とされています。
農家にとっては収穫前の大切な時期であることや、たまたまそれらの日に被害
が出ることが多かったため、三大厄日とされて恐れられていたそうです。
この日が近づくと風祭りといって、風よけの願掛けをする風習があり、それが
現代にも受け継がれ、中部・北陸地方では今でもこの時期に合わせて、豊作を
祈る祭りが行われているそうです。
うんざりするほど暑くて長かった、猛暑・酷暑もようやく少し落ち着いて・・
今日で8月も終わりですね。
この夏の過酷な暑さに耐えていたのは、人だけではなく自然界の動植物たち
も一緒です。
去りゆく夏を惜しむように鳴くツクツクボウシ。(画像は蔵出し)
ツクツクボウシの声を聴くと夏の終わりを感じます。
翼の折れたエンジェル?お疲れさま、
片翅の破れたナミアゲハ。
蜘蛛の巣で捕らえた獲物を、グルグル巻きにする
ナガコガネグモ。
捕らわれたのはオオシオカラトンボのようです。
捕らわれたトンボにとっては、とんだ災難・厄日ですが・・
これも自然界の摂理の一つ。