朝から曇空で時々雨も降り、先日までの猛暑が嘘のように急に涼しく
なって、森から聞こえるあのうるさかったセミの声も、季節の変わり目
を告げるように徐々に弱くなり、真夏の頃の勢いが感じられない。
我が家の西側と北側通路脇で、初秋を飾るシュウカイドウの花が咲き
出した、毎年何も手入れしないのだがムカゴ等で勝手に増えて、8月
後半から9月中にかけて、ピンク色の可愛いらしい花が咲く。
園芸品種のベゴニアの仲間との事だが、ベゴニアの様に花期は長く
ないが野生化?して、肥料もやらず手入れもしないが丈夫で繁殖力も
強く、毎年勝手に増え適当に間引かないと増えすぎて困るほどだが、
夏の終わりから初秋を飾る、我が家の定番の花となっている。
「シュウカイドウの花」
夏の風物詩の一つ、高校野球も今日の決勝戦で大阪桐蔭高校の優勝で
終わった、今年は北信越勢や東北勢の活躍もあり楽しませてもらった。
特に我が郷里新潟代表の、日本文理高校がベスト4まで勝ち進んだの
で、例年より応援に熱が入り大いに楽めた。
出来れば、東北や北信越勢に決勝まで勝ち進んで欲しかったのだが・・・
毎年夏の甲子園が終わると、何となく夏も終わりが近いと感じてしまう。
子供の頃は楽しかった夏休みも終わりに近づくと、やり残した宿題が気
になったりして・・・ 心に中にも秋風が吹き、何となく祭りのあとの様な寂
しさを感じたものである。
一年のサイクルの中でも、夏はやはり自然や植物も一番盛りを迎える時
であり、盛りを過ぎてこれから衰退に向かう夏の終わりの今頃は、大人に
なってもやはり一抹の寂しさを感じざるを得ない。