のほほん♪こてまり日和d(゜(エ)^*)♪ 改め 『のほほん♪こまれも日和d(゜(エ)^*)♪』

2008年8月1日にフェレママデビューしました^^
フェレット共々よろしくお願いします(*_ _)人ペコッ

情報収集:『多血症』編

2012-08-20 02:07:10 | フェレットの医学

フェレ友さんのブログ記事にて書かれていた『多血症』について、もしかしたら玲央たんの症状にも当てはまる?と思ったもので、σ(・(エ)・)自身知らないことだらけだったので、調べたことを_〆ヾ( ̄(エ) ̄ メモメモ・・・

下の図は、玲央たんの血液検査の数値(貧血・脱水などの検査結果)やヘマトクリット値について調べたことをまとめたものですd(゜(エ)^*)♪

現在治療している病院にて最初に検査した際、『血が濃く、ドロドロしている』『脱水している』と言われたんですよね(-""-;)
その後、検査&入院をし、胆石という原因がわかり、治療方針が定まって退院する頃には体重も増加し、カリカリご飯も食べるようになり、血液検査の数値も落ち着いていたのでそのことをすっかり忘れてました^^;
時々、玲央たんに見受けられた『肉球が真っ赤』というのもずっと気になってました(; ̄(エ) ̄A あせあせ

『ビバフェレット』さんの掲示板などでキーワードをもとに検索したり、σ(・(エ)・)の目に留まった内容を一部抜粋…
◎多血症は、まだまだ知られていない病気のようである(熱中症の症状に似ている&単なる脱水症状と診断されている)
症状:バテやすい、肉球や鼻・目の周りがまっかっかになる
   
ひどい状態になると(血が濃くなりすぎると)、バッタリ倒れてしまい瀉血(しゃけつ:注射器で血を強制的に抜く処置)をしなければならなくなる

◎検査の項目にあるHCT(赤血球容積比)は、血液の中に占める赤血球の割合を示す値である
 血液全体を100%とすると通常は42~55%程度である。
 ⇒それが、70%となるとほぼ7割が赤血球ということになると、動けなくなってしまうとのこと(ちなみに、人間でいう「ドロドロ血」と同じである)

◎多血症の場合、HCT(ヘマトクリット)という値が上昇する。

◎血液がドロドロの場合、腎臓に負担がかかって(ろ過するところにドロドロ血が詰まってしまうため)腎臓の機能がおちたり、機能不全におちいることがある。
 ⇒もしHCTがあがってくるようなら、念のため腎臓の数値もチェックしたほうが安全である。

原因などの詳しいことはわからないが、お水をたくさん飲んで、血を薄めることが大事なんだそう(水分量には、気を使ってあげないといけない)。

◎多血症になると血液の濃度が濃くなるので、鼻や手足が異常に赤くなる。
  さらに食欲不振になったり、元気がなくなったりする。

◎季節ごとにHCTが結構変動する個体も多く、夏は多血だが冬は貧血などの場合もあるので長期間で経過を見る必要もあるとのこと。

◎フェレットの多血症だが、年齢的には老化による髄外造血(骨髄以外に脾臓でも造血をはじめてしまうことがしばしばある)もあるとのこと
  対応として…
  ①ソルラクト(点滴用のリンゲル)を倍くらいに薄めて飲ませる。
  ②ポカリスエットなどの電解質溶液とされているスポーツ飲料を倍くらいに水で薄めて飲ませる。
  ③TP(トータルプロテイン)が高い場合、血栓などの可能性もあるので、抗血栓剤を念のため飲ませる。
   ※ただし血が固まりにくい場合はこれらのものは与えると逆効果である。
  ④改善されない場合、瀉血+点滴。
①と②については脱水症状の可能性もあるし、これに付随して腎臓や肝臓がやられないようにするという意味もある

◎治療方法には、しゃ血と脾臓摘出の2つがある。
  ①しゃ血⇒一時的に血液の濃度を薄くするものなので根本的な解決にはならない。
  ②脾臓摘出⇒血液を作るのを遅くすることができるが、これで多血症が治るとは言い切れないらしい。

◎元気だからと多血症を放っておくと…
  ドロドロ血になって血液が流れにくくなる⇒血流が悪くなり、毛細血管などに血が行き渡りにくくなる⇒体が貧血と勘違いしてよけいに血液を作ろうとする⇒さらに血が濃くなる
という悪循環になってしまうこともあるとのこと。
 ※肝臓や腎臓などに負担がかかり、多臓器不全を起こす可能性が高くなるとのことなので、注意深く経過観察しながらケアしていくのが大事!!