高森からグニャグニャと高森峠を抜けて高千穂方面に向かう途中に草部吉見神社があります
ここは日本三大下り宮と呼ばれるとても珍しい神社なんです
社殿が鳥居より下にある神社で、後の2つは鵜戸神宮と貫前神社だそうです
ご祭神は神武天皇の第一皇子日子八井命と他に12柱あるとされています 阿蘇開拓時の由緒ある神社です
理由は判りませんが、ココは裏幣立と呼ばれているところなんです

狛犬の横の石灯篭は天保十四年と掘られています
1843年ですかぁ まだまだ新しく見えますねぇ

確かにず~っと下り続けてます
階段の石が新しくて歩きやすいですねぇ

御手洗い所の水は龍の口から出ますが、下のコックを回すと出て来ます

拝殿正面です
小さいのに相当な威圧感があります

最近私は、この様な神社に来る時は身を任せるというか自然な気持ちで訪れないと圧迫感を感じるようになりました
上から押しつぶされる感じがするのです
暫くすると落ち着くのですが・・・気負いすぎなのでしょうねぇ

拝殿の中には国龍命が大蛇を退治した時の絵が飾ってありました
国龍命は日向から石製の乾珠(火の玉)と満珠(水の玉)を持参しており、水の玉により清水を確保し田畑を開いたと伝えられます

近くで見るとこんな感じです
国龍命は大蛇を成敗した後、池を埋めて一夜で屋根を初め壁も草で葺いて宮殿を建てたのでこの地を草部と言うそうです

社殿右側です

社殿左側です

本殿の横です

龍の立派な掘り物があります

神樂殿には折れたのでしょうか、御神木の大きな枝が祀られていました

御神木です
触りたかったのですが・・・

社殿の右手側には国龍命が大蛇を切ったとき流れ出た血で出来たと伝えられる沼がありました
付近には大蛇の血が流れた血引原という地名があります

拡大してみると1~2メートル程の大蛇の姿もあります

さぁこれからこの階段を登って帰らなくてはいけません
折角涼しくなってるのに・・・