ちゃこ花房~本日も波瀾万丈~

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ハンニバル トマス・ハリス著  読書

2023年02月10日 | 読書
   ハンニバル
  トマス・ハリス著
   
「羊たちの沈黙」の続編である。
主人公クラリスが麻薬組織との銃撃戦の結果、
犯人の射殺をめぐって
マスコミ、FBIから糾弾され窮地に追い込まれる。

そんなクラリスの手元に、レクターから封筒が届く。
「いまも羊たちの悲鳴が聞こえるかどうか、教えたまえ…」

今回は「羊たちの沈黙」で脱走したレクターが主役。

こちらの思惑を裏切り、悪趣味ホラーに走ってしまった感あり。

しかし、芸術的なまでに洗練されたレクターのテースト、彼の唯一の弱点である「トラウマ」が丁寧に描かれており、
大胆に飛躍した結末にも違和感がなく、応援したくなるのは私自身が、レクターに愛情を感じているからかもしれない。

トマス・ハリス自身にも、同じようにレクター博士への愛情を感じるのである。

文句のつけようがない「羊たちの沈黙」に比べ、こちらは、きっと賛否両論であろう。

しかし、読者の期待を裏切ってでも、 トマス・ハリスはこういう結末を
あえて臨んだのではないだろうか。

レクター博士とクラリスの「トラウマ」の癒しはいいとしても、

二人のラブストーリー的結末にはちょっと不満が残るかも。

FBI捜査官のクラリスに至っては、 どんな困難にも、強い正義感と知性で立ち向かう
戦う戦士「クラリス」でいてほしかった。

ああ・・
それにしても
人肉食いのハンニバル、レクターにこれほどまでも惹かれるとは・・・


本を読んだのはは20年以上前か
しっかり語ってんな〰️w

久しぶりに自分の感想読みながら、作品への熱量を我ながら感じる。



しっかり

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