昭和37年(1962年)発売のトランジスタラジオが出てきた。
↑高周波増幅付8石ポケッタブルラジオTR-817
リーフレット
↑たくさんのトランジスタラジオが載ってる。
裏面の説明
↑リーフレット裏面のTR-817の説明には
「世界最初の高周波増幅装置付ポケッタブル」
「感度は今までの3倍」
「電波を正確に同調するチューニングメーター、音質を選べるトーンスイッチつき」
と書いてある。
ブログの画像からは、はみ出してるけど、
リーフレット原紙、裏面の片隅に小さな字で 38.C.SY.1 Printed in Japan と書いてある。
昭和38年(1963年)発行という意味かな。
電源スイッチとチューニング表示
↑このラジオ、電源スイッチと音量調整が独立してる。
そして当時としては珍しくチューニング表示がある。
アマチュア無線的にはSメーター。
当時、ラジオもテレビも定番だったのは、スイッチ付き可変抵抗器。
↑音量(ボリューム)つまみを反時計方向いっぱい回して電源OFF、時計方向に回して電源ON。
スイッチ付き可変抵抗器の特徴。
利点、部品点数が少なくてすむ、デザイン的にスッキリする。
欠点、電源ON、OFFの都度ボリュームつまみを回すので接触不良、通称ガリオームになりやすい。
このTR-817ラジオ、電源スイッチと音量調整を独立させたのは品質にこだわる設計者の心意気かな。
革ケース
↑本革ケースが無料で付いてたと思う。
いつの頃からか、ラジオの革ケースは無料で付かなくなった。
底の銘板
↑TR-817 EIGHT TRANSISTOR
USING TUNED R.F. STAGE
BC 535-1605KC IF 455KC
BATTERY SUPPLY:9 VOLTS
と書いてある。