カサカサと・・・歩く足に絡みつき・・・乾いた音が流れて、大きな葉っぱも・・・小さな葉っぱも・・・
風に吹かれながら・・・歩道の上をサラサラと漂っている・・・。
街路樹の下には、見事なじゅうたんが敷き詰められ・・・
道路の側溝も埋め尽くされて・・・・・・・
山に降り積もる落ち葉も・・・同じように、枝葉を残しながら山を覆い尽くし・・・
フカフカの布団を幾重にも重ねて行きますが・・・
山が膨れ上がり・・・・成長する事はありません・・・
それは・・・多くの微生物が葉っぱを分解し・・・ミミズや昆虫が葉っぱを食べて糞をして・・・
栄養いっぱいの土として返してくれるから・・・
その栄養を糧に・・・木々は次の年も同じように・・・若い新緑の葉を大きく広げ、山を覆い尽くします・・・。
変わりの無い繰り返しと・・・代りの無い循環に生きる小さな生き物たち・・・
人が生きる事の業が・・・環境に与えるのは負荷ばかりで・・・・
それでも・・・自然の流れを極力変える事の無い営みが、里山にはあっても・・・
継続して生活するにはつつましく・・・便利では無い暮らし・・・
誰もが楽な暮らしに流れてしまい・・・快適と錯覚する暮らしに慣れてしまいました・・・。
北風に絡まりながら空を飛びまわる枯葉のように・・・
自由気ままに飛び回るにも・・・多くの自然の力が関わり合い・・・大空へと舞っていきます・・・。
自由とは・・・より多くの関わり合いを持つ事・・・そんな風に想います。